新卒入社での配属ガチャや不本意な転勤によって縁もゆかりもない地方の僻地で働くことになって、仕事や生活に喜びを見いだせなくなったり都会勤務と比べて劣等感を感じたりして、ここから脱出したいと考えている方も多いのではないでしょうか?

僻地勤務がつらくて脱出したいです…。

理想の勤務地を手に入れる方法とポイントを解説していきます!
この記事では、僻地工場勤務を経験し、社会人から大学進学や転職によって中堅都市や大都市(東京・大阪)での勤務も経験した私が特に地方配属になりがちな理系エンジニア向けに理想の勤務地を手に入れる方法とポイントを解説していきます。
- 地方勤務がつらいと感じている人
- 都会で働きたい理系エンジニア
地方勤務がつらいと感じる理由

地方勤務について綺麗ごとを抜きで話すと、アウトドアや車といった趣味に生きがい感じたり都会暮らしに暮らしに疲れた一部の人を除く多くの人(特に若者)にとってつらいものといえます。
例えば、つらいと感じる理由を以下のように挙げることができます。都会の人に「自然豊かでいいね」だとか「生活費が安くていいね」と言われるだけでは何の慰めにもなりません。
- ファッションやグルメなどのお店や音楽・芸術、レジャーの選択肢がなく生活に喜びが見いだせない
- 都会勤務の同級生や同期と比べて劣等感を感じている
- 都心の本社と仕事内容やキャリアで差を感じている
- 地方工場の働く環境や風習が合わなくてつらい
- 車の購入・維持や移動などでお金がかかる
まずは、なんとなくつらいと感じているところを具体的に言語化して整理すると、これから何をすべきかがはっきり見えてくると考えます。

企業が絶対に言わない地方勤務のリアルなデメリットを解説しています!
僻地勤務から脱出する方法を紹介
それでは、僻地勤務から脱出するための戦略と具体的方法について私の実体験ベースで解説していきます。
この方法を解説することは理系人材の地方離れを助長するため複雑な思いはありますが、企業は地方勤務の現実を知って待遇や報酬面において地方勤務の魅力を高める努力をするべきだと考えます。
地方配属になってもすぐ辞めない方がいい理由

地方配属になって辞めたくなる気持ちはよくわかりますが、今後のキャリアを考えるとすぐ辞めるのは避けた方がよいです。
理系の場合、地方配属=工場勤務というわけですが、設計しても生産技術にしても工場で現物を直接みたり触ったりしながら現場と共にものづくりを進めるという経験は貴重な経験となります。
私も最初のキャリアは僻地にある造船所の現場でした。その後、大学・大学院で船の研究をして、開発業務を経て知財業界へ転身して現場からは離れましたが、取り扱う技術の現場における規模感や製造工程などを具体的にイメージしながら語れるという大きな武器になっています。
また、転職する上でも3年未満の短期離職経験を履歴書に残すことは好ましくなく、職務経歴書にかけるだけの経験を得るために原則3年は続けてみたほうがよいと考えます。
僻地勤務からの脱出戦略3選
すぐに辞めずに今の環境で頑張るとしても将来への見通しを立てておかなければ希望が見えないまま闇雲に働くだけになってしまいます。
先ずは僻地勤務からの脱出をどのような形で叶えるのかについて紹介していきます。
希望勤務地が叶えられる部署へ異動を目指す

先ずは正攻法として、今の仕事を頑張りつつ希望面談の場などでアピールして都心勤務の部署への異動を目指すという方法です。転職を伴わないため、転職に伴う負担がなく、社内の人脈や知識を異動先でもそのまま使えるというメリットがあります。
一方で、大手メーカーにおいて技術職が都心勤務できる職種は、基本設計や商品企画、知的財産と数限られており都心へ異動はできる可能性はかなり低いのが実情です。また、一度現場系の部署に配属されると異動するとしても現場系の部署の範囲内に留まることが多いです。
そもそも会社は個人の希望よりも人材をいかに効率よく使うかに重きを置くため、会社にとって非効率である社員の大きなキャリアチェンジは基本的に行わないと考えてよいので、異動によって現場から都心勤務というのはあまり現実的でないと考えます。
希望勤務地が叶えられるポジションへ転職する

今の部署である程度経験を積んだ後、希望勤務地のポジションの求人を探して転職するという方法です。
企業側の需要と自分の経験・希望がマッチングすれば転職することができ、様々な企業とその部署が選択肢に入るので希望勤務地を叶えられる可能性がぐっと広がります。
ただし、前述した通り大手メーカーにおいて技術職が都心勤務できる職種は、基本設計や商品企画、知的財産と数限られており、それらの実務経験が求められるので転職成功は簡単というわけではありません。
とはいえ、(関連した実務経験を持つ)未経験者を受け入れてくれる場合もあるのですぐに諦める必要はありません。
実際に私は、大手メーカー開発部から未経験で特許事務所に転職できましたし、さらに特許事務所から未経験(同じ知財業務でも業務内容が異なる)で大手メーカー知財部に転職できました。
即効性と確実性の観点からも転職が最も現実的な方法であると考えます。先ずは転職サイトに登録して求人情報を調べてみましょう。

私がおすすめする転職サイトは以下の記事で紹介しています!
社会人から大学へ進学して仕切り直す

この方法を採る人はほとんどいないと思いますが、実際に私がこの方法で僻地勤務から都市部勤務を実現できたので紹介しておきます。
私の例では、高専卒で大手造船メーカーに入社して僻地の造船所勤務(生産計画職)となりましたが、そこから退職して同級生より2年遅れで国立大学へ編入しさらに大学院で修士号を取得、大手機械メーカーに入社して開発職に就くことができ同時に都市部勤務を実現できました。
もし、高専卒や学部卒で入社した場合、そこから大学編入したり大学院進学をすれば基本設計部や知財部といったポジションが狙いやすくなります。
転職と比べると費用も時間も労力も段違いなのでまずは転職を検討すべきですが、このような方法もあるということを頭の片隅に留めていただければと思います。
都会勤務を叶えるおすすめ業界・職種

理系で都会勤務しやすい業界や職種は多くありませんが、私の経験から言えば「知的財産」がおすすめです。実際に特許事務所と企業知財部の両方を経験しましたがいずれも大都市(東京・大阪)勤務が基本です。
また、私は家庭の事情で知財業界では珍しい地方勤務を選んだのですがそれでもテレワーク中心なのでテレワークとの相性も抜群です。
知財業界における代表的な就職先は以下の2つなので自分に合った方へ転職を検討してみましょう。
- 特許事務所
- 企業知財部

知財業界について知りたい人はこちらの記事を読んでみてください!
都会勤務を叶えるおすすめ資格

先ほど都会勤務を叶える業界・職種として知的財産を紹介しましたが、専門性が高い職種でもあるので未経験での転職は簡単ではありません。
そこで、転職へのきっかけとして活用できる資格が「弁理士」です。
実際に私が特許事務所の選考を受けたときも弁理士試験の学習状況は聞かれましたし(この時は一次試験に挑戦するも落ちていた状況でしたが学習をある程度進めていることは認めてもらえました)、企業知財部への転職においても弁理士試験に合格していたことで知財の基礎知識を有していると認められて大きなアピールになりました。
このように知財業界への転職やキャリアに大きな影響力をもつ資格ですが、理系最難関資格とも呼ばれ、数ある国家資格の中でも指折りの難易度の高さです。
したがって、何らかの資格講座の受講が必須といえますので資格講座の受講を検討してみましょう。

このサイトでは弁理士試験のノウハウも紹介しているので参考にしてみてください!
まとめ
以上、地方勤務がつらいと感じている理系エンジニアが理想の勤務地を叶える方法について解説しました。
つらい、脱出したいと思われる地方の労働環境や待遇の改善は企業や国の課題といえます。この課題は個人で解決できるものではないので、現状で個人ができることは理想の勤務地や働き方を実現するために必要なスキルを身に着け、そのような環境に自分から移っていくことしかないと考えます。








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