高専や短大、専門学校、高卒から就職したり、志望する大学に行けなかった人の中には学歴コンプレックスを感じて別の大学に3年次編入したり、別の大学の大学院に進学して最終学歴をグレードアップするいわゆる学歴ロンダリングを考えている人も多いのではないでしょうか?

学歴ロンダリングで不利益を被ることはあるのでしょうか?

学歴ロンダリングについて詳しく解説していきます!
この記事では、高専卒で就職して学歴の壁に直面して、そこから大学編入と院進をするという形で学歴ロンダリングした私が学歴ロンダリングの方法や就職・キャリアへの影響について解説していきます!
学歴ロンダリングとは?学歴ロンダの2パターンを解説

学歴ロンダリングは学歴+ロンダリング(洗浄)の造語で、狭い意味では出身大学よりも偏差値や知名度が高い大学の大学院に進学することを指しますが、この記事では、大学院進学だけではなく大学編入も含めて解説していきます。
他大学の大学院に進学してロンダリング
学歴ロンダリングといえばこのパターンを指すことが多いです。大学院入試は学部の入試と比較して出題範囲も専門分野に限られており、必要な勉強期間も短い(多くは3月~8月の半年弱)ため、そこを突いて出身大学より難易度や知名度が高い大学院に進学するチャンスがあります。
理系ではそこまで珍しいことではありません。そこそこ難易度の高い国立大学の学生の場合、学歴をグレードアップしたいという理由よりも、別の研究がしたかったり、より高度な研究環境を求めて他大学の大学院に進学するパターンが多い印象です。
大学編入によるロンダリング
大学院進学のタイミング以外にも大学の3年次(大学によっては2年次)に編入するという形で学歴ロンダリングすることもできます。受験資格は各大学の募集要項によりますが、大学2年次修了またはそれと同等(高専、短大、専門卒)であることが要件であることが一般的です。

以下、私の学歴ロンダ事例です!
その他の実例
私の知っている一番すごい学歴ロンダリングの事例として、工業高校(3年制)から高専(5年制)の4年次に編入して、さらに高専卒業後、国立大学の3年次に編入した事例もあります。
一般的に工業高校から国立大学への進学は困難なのですが、高専への編入を挟むことで上手に下剋上しています。
学歴ロンダリングを成功させるためのポイント
大学院入試は内部性に有利な情報戦

大学院入試は情報戦です。院試に向けて内部生は院の先輩からノートや過去問(回答例含む)を貸してもらったりして協力しながら院試の勉強を進めます。しかも、院試の問題はそこの教授陣が作成するわけですから、教授陣の授業内容の範囲内から出題されるケースも多く、ここでも実際に授業を受けてノートを持っている内部生が有利です。
一方で外部生は情報面で不利な状況です。過去問の入手は必須であるとともに、できるだけ情報収集を行い早めの対策を心がけましょう。
志望理由書や面接も重要

大学院試では、筆記試験以外にも志望理由書の内容や面接も重要な評価指標となります。
当たり前ですが「学歴ロンダリングしたい」旨の志望理由は論外です。
大学は研究・教育機関で研究するために行くところなので、当該大学院で行いたい研究への思いを実体験をベースに述べる必要があります。志望理由に説得力を持たせるためにも希望研究室とアポイントを取って訪問したり、オープンキャンパスに行くなどして情報収集をしっかり行いましょう。

志望理由書や面接については別の記事で私の事例付きで解説しています!
推薦入試という方法もある
筆記試験と面接からなる一般入試以外にも面接のみの推薦入試を用意している大学も多いです。推薦を受けるには現在の大学から推薦を受けるに足りる成績でしたり、TOEICスコア等の要件を満たす必要があるのでとにかく早めに募集要項を確認して推薦入試を受けれないか検討しましょう。
推薦を受けられれば内部生に有利な筆記試験を受ける必要がなくなるので、かなり有利になります。
私も国立大学の大学院を推薦で受験しましたが、10人くらい受けて私を含めて落ちた人はいませんでした。
学歴ロンダリングによる就職やキャリアへの影響
学歴ロンダリングしたから有利・不利ということはない

私はリクルーターとして採用活動にも関わったことがありますが、出身大学と大学院が違っていても正直気にする採用担当者なんていないと思います。そんなことよりも、「どんな研究をしてそこから何を得たのか」、「研究過程での苦労やそれをどう乗り越えたのか」といったことの方がよっぽど重要です。
確かに書類選考において一定レベル以下の大学を足切りする学歴フィルターは存在すると思います。ですが、そのフィルターを通過した国公立大学や有名私立大学以上の大学群のなかでは、地方国立大学も旧帝大も同じ土俵で戦うことになるので、地方国立大学から旧帝大にロンダしても有利になることもなければ不利になることもないです。学生生活の中身の方がよっぽど重要ですので、別の大学の大学院に進学した理由と進学先の大学院でどんな成果を上げたのかを論理的に説明できるようにしましょう。
非大卒からの学歴ロンダではキャリアが大きく変わる

高専や短大、専門学校から大学編入するという学歴ロンダリングでは、キャリアを大きく変えることができます。一般的に大手企業では大学・大学院卒を本社採用の総合職、それ以外(非大卒)を事業所採用の一般職(専門職、地域限定職など呼び方は様々)として区分して採用するケースが多いため、大卒であるかそうでないかはキャリアにとってかなり重要です。ただし、大手企業の場合、総合職での採用者は国公立大学または有名私立以上であることがほとんどなのでそのことも考慮して一定レベル以上の大学に入らないと学歴ロンダにすらなりません。
まとめ
以上、学歴ロンダリングについて解説しました。学歴ロンダリングに対して否定的な風潮がありますがはっきり言って無視でよいです。正当な手続きをして大学院に入学しているのですから文句を言われる筋合いはないですし、大学院試でより高みに挑戦したことは評価されるべきです。
日本では共通テストと二次試験による一般入試を偏重する風潮がありますが、自分にとって有利な試験を受けて大学に入るのもある種の「頭の良さ」であり戦略です。
自分のやりたい研究や環境を目指して否定的な意見に縛られずに自由にチャレンジしましょう。




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