大学などを卒業して一度社会人になったものの、やりたいことや勉強したいことが新たにできて「大学に入り直したい」と考えている社会人の方も多いのではないでしょうか?

社会人から大学はやめておいた方がいいのでしょうか?

挑戦することは素晴らしいのですが、難しさや大変さもしっかりと理解しましょう!
この記事では、大学に入り直したい社会人のために、実際に社会人から大学に編入学した私が大変だったことや悩んだこととそれらをどう乗り越えたのか紹介していきます。
- 大学に入り直したい社会人
- 学歴にコンプレックスやモヤモヤを感じている人

社会人から大学はやめとけ?社会人から大学に進学して大変だったこと
それでは、私が実際に社会人から大学に進学して大変だったことを振り返ります。
ざっと私の事例を紹介しますと下記の通りです。
- 高専卒で大手メーカーに入社
- 入社1年目で国立大学工学部への編入を目指し、働きながら大学編入の勉強を開始
- 入社2年目で大学編入試験に合格、2年目の最後で退職して大学に入学
- 大学院修士課程まで進学した後、再び大手メーカーに入社
なぜ、入社1年目で大学を目指したのかを簡単に言えば、大卒との差にコンプレックスを感じたこと、興味のある専門分野を大学で勉強して学位を取ることで設計・開発職にキャリアチェンジしたかったことが理由になります。

私がなぜ大学を目指したのか詳しく知りたい人はこちらを読んでみてください!

会社を辞めるか?仕事と両立するか?
社会人から大学に進学するにあたってまず考えなければいけないのは今の会社・仕事を辞めるか否かです。
通信制の大学や夜間大学に通いながら仕事と両立して大学を卒業する人も多いのですが、私の場合は国立大学工学部で学生生活も実習、実験もしっかりやりたかったので、働きながらお金を貯め、会社を辞めて大学に3年次編入学し学部卒業までは貯金でしのぎました。
私個人としては、会社を辞めて大学に進学した方がよいと考えます。理由としては、大学では単に学位を取るだけではなく、同級生との学生生活や研究、実験、実習、自由に過ごす時間を体験して財産として欲しいからです。折角大学に進学したのに仕事との両立で大学生活を満喫できなかったり、精神的・体力的に追い込まれてしまうのはもったいないことです。
お金は後から働けば取り返しがつきますが、大学進学の機会は人生の中でそうそうないものですので、機会を得て進学するなら例え生活がカツカツで借金を背負ったとしても大学生活を満喫して欲しいと考えます。

社会人からどうやって受験する?
会社を辞めて大学進学するとしても進路が確定していない受験段階で会社を辞めるべきではありません。したがって、会社に在籍している状態で受験することになりますが、大学によっては会社の許可証が必要だったりして、希望の大学を受験できないといった場合があるので注意が必要です。
また、大学によっては社会人枠があったりもしますので、興味のある大学の募集要項をしっかりと読み込んで、現実的に受験は可能か、有利な受験方法はないかといったことをしっかりと調べるようにしましょう。

社会人から大学受験する方法は以下の記事で詳しく解説しています!
働きながら受験勉強するのは大変で覚悟がいる!
なんとか大学受験する方法を見つけたとしても、次は仕事と両立しながら受験勉強して入学試験に合格しなければなりません。
進路が確定していないのに会社を辞めるのはリスキーですし、編入試験や院試を受けるのであれば働きながらでも十分合格できます。さらに、大学での学費や生活費を貯めるという金銭的な理由とキャリアに空白期間を作らないという点からも受験段階で会社を辞めるべきではありません。
とはいえ、働きながらの受験勉強は精神的・体力的にきついのも事実で覚悟は必要です。
私も試験直前期かつ仕事も繁忙期のときは、夜8時頃まで残業して寮に返って、食事と風呂を済ませて、9時から11時まで勉強、夜の2時まで寝て、朝5時まで勉強、7時まで寝て出社というハードな勉強をしていました。当時21歳で体力に溢れていたのでこんな無理が利きましたが、30歳を超えた今ではこんな勉強の仕方は絶対無理です。そういった点からも社会人から大学を目指すのであれば若い方がよいです。

働きながら受験勉強することは本人も大変ですが特に子育て中であるなら家族にも負担がかかるので家族の理解も必要となります。

仕事と受験勉強を両立するポイントは以下の記事で詳しく解説しています!
費用・お金の準備が大変
社会人から大学を目指す上で最大の壁はお金です。お金の心配さえなければ、仕事を辞めて受験勉強に専念して、入学後も学生生活に専念することができますし、それくらいお金持ちなら大学で勉強しなくても人生を満喫できるかと思います。
普通の人はそんなお金はないので、在職中にできるだけお金を貯めておくと共に、負担を軽減するための制度を知って活用し尽くすことが大事になります。
実際に私は国立大学に進学しましたが、授業料のほとんどを免除されていました(それくらい実家が貧乏でした)し、格安の学生寮で暮らしたり、30万円の返還不要の奨学金をもらったりして、なんとか修士課程まで乗り越えることができました。

必要な費用と節約術は以下の記事で詳しく解説しています!
学生生活に馴染める?
めでたく大学に入学が決まったとして気になることは「学生生活に馴染めるか」だと思います。
社会人から進学すると同級生よりも年齢が上になってしまいますが、大学にもなると浪人や留年、留学などで年齢層に幅があるので多少の年齢差なんで正直あまり気になりません。
逆に、社会人から大学に進学する人は何かしらの目的意識を持って入学して、学業や課外活動にも精力的に取り組むので、そういった人の周りには自然と志を持った人が集まると思います。したがって学生生活に馴染めるか心配する必要は無用かと思います。

新卒扱い?就職活動は大丈夫?
もう一つ心配なのは、会社を辞めて大学進学して無事に再就職できるかです。
同級生より2年遅れで大学院修士課程を修了して新卒で大手メーカーに入社した私の経験上、年齢的な遅れが2年以内であれば新卒として就職できます。新卒扱いであれば新卒就活のレールに乗ることができ、再就職も比較的容易になります。
一方で3年以上の遅れとなると、大学を挟んで転職という扱いで中途採用になる可能性が高まります。とはいえ、目的を持って大学に進学してしっかり勉強したのですからこの経験は胸を張ってアピールできると思います。大手企業を退職して国立または有名私立大学に進学して再就職というパターンであれば、大手への再就職は十分可能かと思います。

まとめとそれでも社会人から大学に入るメリット
社会人から大学に入り直すとなると乗り越えなければならない壁がいくつもあります。そして家族や周囲も「やめとけ」と言ってくるかと思います。
自分や家族の生活が大きく変わるので私も無責任に「大学に入り直したいなら挑戦しておけ」と言いづらいのですが、一度きりの人生、大学に進学しなくて年を取って「あのとき大学に進学していたら…」などと後悔するよりも、思い切って大学に進学した方が経済的に苦労したとしても後から後悔はしないのではないかと考えます。
大学時代という学業や課外活動に打ち込んだり、ときには立ち止まったり遊ぶといったことができる期間は人生において非常に短く貴重なものです。経済的リスクもあるのですがそれを冒してでも進学する価値は十分にあるのではないかと思います。







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