【2年で合格を目指す】秋から始める弁理士試験の勉強スケジュール

弁理士試験の勉強法

弁理士試験の勉強を始めるにあたって、どのようなスケジュール感で勉強をすすめればよいのかわからない人も多いと思います。

  • 弁理士試験の勉強、今から始めて間に合う?
  • 1日何時間勉強すればよい?
  • いつまでに何をすればよいのか計画が立てられない

私も弁理士試験に手を出したばかりのころは、全体像が掴めずに計画がないまま手探りで進めていましたが、やっぱり初めに全体像を掴んでおおよその計画くらいは立てておきたいところです。

みなと
みなと

一発合格は目指さずに社会人にとって無理のない現実的な勉強スケジュールを紹介します。

この記事では、私がスタディングを中心に市販テキストや模試を使いながら勉強して合格した経験をもとに、秋から始めて、働きながら無理のない勉強をして2年で合格を目指す勉強スケジュール例を紹介します。

この記事を読むと、「弁理士試験勉強全体のスケジュール感と毎月何をすればいいのか」を掴むことができます。

秋から始める弁理士試験の勉強スケジュール

ここでは、初学者が秋(10月)から勉強を始めたとしたケースで勉強スケジュールを紹介します。来年の短答式試験合格を目指す上で秋スタートはやや遅めなのですが、まだ、短答合格の可能性は十分あるので諦めずに頑張りましょう。

もし落ちたとしても、約7か月全力で勉強に打ち込んだ経験は来年のリベンジに必ず生きてくるはずです。

みなと
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「来年は無理そうだから再来年に向けてゆっくり勉強しよう」という考えは危険ですので、残された期間にかかわらず全力を尽くしましょう!

勉強開始から短答式試験まで

時期やること使う教材
10月スタディング動画視聴・演習(特・実パート)スタディング弁理士講座(基礎・短答)、四法対照
11月スタディング動画視聴・演習(特・実パート)
スタディング弁理士講座(基礎・短答)、四法対照
12月
スタディング動画視聴・演習(意匠パート)
スタディング弁理士講座(基礎・短答)、四法対照
1月
スタディング動画視聴・演習(商標パート)
スタディング弁理士講座(基礎・短答)、四法対照
2月スタディング動画視聴・演習(条約・著作権。不競パート)スタディング弁理士講座(基礎・短答)、四法対照
3月短答過去問、スタディング・条文復習短答過去問集、スタディング弁理士講座(基礎・短答)、四法対照
4月短答模試、短答過去問、条文読込、スタディング復習
短答模試、短答過去問集、四法対照、スタディング弁理士講座(基礎・短答)
5月短答式試験本番(5月中旬)

秋から始めるとスケジュールとしてはキツキツになり、正直ギリギリ合格できるかできないかといったところではありますが、毎日やるべきことをやれば短答式試験本番でしっかり戦うことができるはずです。

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まず、勉強を始めたら、2月中までに講座を1周することを目標に講座に取り組みましょう。また、スタディング弁理士講座では四法対照への書き込みが推奨されているのでそれも合わせてやります。

みなと
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色んなテキストに中途半端に手を出さずに最小限のテキストをしっかり繰り返すことが大事です。

3月からは受験願書の提出時期でもあり弁理士試験シーズンが始まりますので、短答過去問集でわからない問題がなくなるまで潰し込みをしていき、4月からは資格予備校が提供している模試も受けながら本番に向けて仕上げをします。

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短答式試験後から1回目の論文式試験(必須科目)まで

時期やること使う教材例
5月下旬スタディング動画視聴・演習(論文パート)、過去問の写経で論文の作法・型を覚えるスタディング弁理士講座(論文)、論文過去問集(TAC)、論文マニュアル(TAC)
6月上旬(短答式試験合格発表)論文過去問10年分について答案構成、答案作成の訓練を積む
暗記事項はレジュメ集や判例集で確認

論文過去問集(TAC)、論文マニュアル(TAC)、判例集
6月中旬
過去問と暗記は引き続き継続
余力があれば資格予備校の答練受講
論文過去問集(TAC)、論文マニュアル(TAC)、判例集、答練(LEC)
6月下旬論文式試験(必須科目)本番スタディング弁理士講座(基礎・短答)、四法対照
7月下旬
論文式試験(選択科目)本番
–

短答式試験から論文式試験まで1か月ちょっとしかありません。

短答式試験本番まで論文式試験の勉強にはほぼ手をつけていない状態なので、1か月ちょっとで論文式試験に合格するのは至難です。実際に私も試験本番で手も足も出ませんでした。

ですが、「今年は無理だから来年に向けてゆっくり勉強しよう」という考えはとても危険です。ここで頑張ることができないと、来年も同じことを繰り返してしまう可能性が高いです。したがって、本番までの約1か月間全力で勉強して本番にぶつかってみて論文式試験の難しさを身をもって体験しておくべきです。

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なお、論文式試験(選択科目)が免除という前提で話をしていますが、選択科目が免除となっていない人は選択科目への対応も必要です。

来年の2回目の論文式試験(必須科目)までにやること

時期やること使う教材例
7月~9月論文過去問10年分について答案構成、答案作成の訓練を積む
暗記事項はレジュメ集や判例集、口述テキストで確認
過去問は当たり前に解ける状態にする
スタディング弁理士講座(論文)、論文過去問集(TAC)、論文マニュアル(TAC)、口述テキスト(LEC)、判例集
10月~12月上記に加えて論文集中答練(LEC)上記に加えて論文集中答練(LEC)
1月~6月上記に加えて論文実践答練(LEC)、審査基準上記に加えて論文実践答練(LEC)、審査基準

短答式試験に合格していれば、約1か月の勉強期間で初めての論文式試験(必須科目)に挑むことになりますが、ほとんどの人が論文式試験の難しさを思い知らされ来年の受験に向けて動き出すことになると思います。

みなと
みなと

天才の合格体験記のようにストレート合格とはいかないのが現実だと思います。

中には、短答合格の年に1か月の勉強でそのまま論文式試験に合格する猛者もいますが、私を含む凡人でそれを達成するのは現実的でないため、論文式試験本番で手も足も出ず不合格を確信している状態だとして話を進めます。

おおよその流れとしては、7月から9月を目途に過去問は当たり前に解けるという状態にもってきて、10月からはLECのスケジュールに合わせて、論文集中答練と論文実践答練をして様々な問題に触れるようにします。

みなと
みなと

1年かけて論文を書く練習を積み重ねればスポーツのように着実に上達していくはずです。

この論文式試験の勉強な1年近い長丁場となるので、中だるみしないように適度にリフレッシュを挟みながらメリハリをつけて勉強していきましょう。

また、暗記については、前半は論文マニュアルと判例集と口述テキスト、後半はそれに加えて審査基準も確認しておきます。

2回目の論文式試験(必須科目)から口述試験までにやること

時期やること使う教材例
7月~9月中旬(論文合格発表まで)口述テキストの暗記
論文試験の勉強を1年間頑張ってきたのでここで勉強のペースを落としてもよいのですが、口述テキストの暗記は進めておきましょう
口述テキスト(LEC)
9月中旬~10月初旬(口述模試まで)資格予備校の口述模試まで口述テキストを使ったアウトプットの訓練をします
スキマ時間で青本の読み込みもしておきましょう
口述テキスト(LEC)
青本
口述模試(資格予備校)
10月中旬~10月下旬(試験本番)これまでの勉強内容に、模試後にもらえるテキストを加えます
弁理士会派の模試で最終調整もします
上記に加えて模試後にもらえるテキスト、弁理士会派の模試

2回目の論文式試験を頑張ったら合格発表までの2か月半の間、宙に浮いたような状態となります。終わった試験のことをあれこれ考えてもしょうがないので、7月はリフレッシュして、それから口述試験のテキストに目を通しながら少しづつ口述試験に備えるようにします。

9月中旬の合格発表で論文試験に合格していたら、口述試験までの約1か月間怒涛の追い込みが始まります。これを乗り越えて口述試験に合格することで晴れて弁理士試験に最終合格したことになります。

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社会人のための勉強時間の作り方

弁理士試験は社会人として働きながら受験する人がほとんどですので、勉強時間を作る工夫が必要です。

また、弁理士試験合格に必要な勉強時間は2000~3000時間と言われていて私も記録した勉強時間を集計したら約2500時間だったので、普通の人はこれくらいの勉強時間が必要ということになります。

みなと
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私は3回受験して2500時間の勉強で合格しました。

ここでは、これまで述べた勉強スケジュールで勉強を進めるために必要な1日あたりの勉強時間と勉強時間を増やす工夫を紹介していきます。

平日は2~3時間、休日は7~8時間が基本

平日は夜の8時から11時までの3時間を弁理士試験の勉強に当て、予定のない休日は朝から晩までで7~8時間を勉強時間に当てていました。

みなと
みなと

時間的にも体力的にも私はこれくらいが限界でした。ただし、3年間、粘り強く継続することができています。

勉強時間を記録して正確な勉強時間を知る

勉強時間を記録して1日の勉強時間を把握することは非常に重要です。「1日10時間勉強した!」と自慢する人がいますが、集中して勉強できている時間はぐっと少ないということはよくあります。

みなと
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アプリで簡単に計測・記録できるので必ずやりましょう。

休憩時間や集中できていない時間を除いた「集中して勉強できている時間」を正確に把握することで、1日の目標量に対する達成度合いや、勉強時間ベースでの進捗がわかり、勉強の見直し・改善へと繋げることができます。

スキマ時間を徹底的に活用

通勤時間や休憩時間、車での移動時間、病院や店での待ち時間など、日常生活にはスキマ時間がたくさんあります。

これらをスマホいじりなどで無駄にしてはいけません。このスキマ時間にスマホでできる通信講座の復習などのインプットを行うようにしましょう。

みなと
みなと

全てのスキマ時間は勉強時間であると考えましょう!

また、車の運転中でもラジオのように通信講座の音声を聞くだけでも十分効果があります。

通信講座の復習をするときは、倍速視聴(私は1.5倍速が丁度よい)で学習スピードを速くするのもおすすめです。

まとめ

この記事では、社会人が働きながら無理なく進められる勉強スケジュール例を示しました。

とりわけ、弁理士試験業界では華々しい一発合格体験記がもてはやされがちですが、私のような凡人で1日の勉強時間がせいぜい3時間という体力でも3年間粘り強く勉強を続けて合格できたノウハウが多くの受験生の参考になればと思います。

この記事を書いた人
みなと

弁理士試験合格や知財キャリア形成に役立つ情報を発信しています!
■高専卒で造船所の現場を経験
■社会人から大学編入して船舶工学を学び、日本船舶海洋工学会奨学褒賞受賞
■重機メーカー開発職から未経験で特許事務所に転職
■3回目の受験で弁理士試験に合格
■企業知財部に転職
これまで経験から知財業界志望者から相談を受けることもあり、弁理士試験や知財キャリアに関する情報発信を始めました。

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