【理系】社会人からの大学院進学について解説します!

エンジニアのキャリア

大学を卒業して働いてはみたものの大学院に進学しておけばよかったと後悔したり、新たにやりたいことが見つかって大学院に進学したいという方も多いのではないでしょうか?

社会人
社会人

学部卒での配属先から研究職を目指したいのですが…。

キャリ造
キャリ造

思い切って大学院に進学するという方法もあります!

私の場合は、高専卒社会人から会社を辞めて大学編入して、同大学の大学院に進学して修士課程を修了して再就職しました。

この記事では、社会人として働いている状態から大学に進学した私が特に理系出身者を対象に社会人から大学院への進学について解説していきます。

この記事はこんな人におすすめ
  • 大学院への進学を考えている理系出身の社会人
  • 研究職へのキャリアチェンジを考えている社会人

社会人から大学院に進学する方法

先ずは、社会人から大学院にどのような形で進学するのがよいのか、修士課程と博士課程に分けて解説していきます。

理系の修士課程の場合は会社を辞めて進学が現実的

修士課程は、研究者としての基礎をしっかりと身に着ける段階と考えます。そのため、授業を受けたり、指導教官や先輩、同級生と密にコミュニケーションを取り、多くの実験をこなしながら研究していく必要があります。したがって、会社を辞めて学生に専念する方が現実的と考えます。

理系の博士課程の場合は様々な方法がある

博士課程になるとどのような形で進学するのか自由度が高まりますが、ハードルが高いことには変わりありません。

会社の業務として博士課程に進学

企業の中には大学と共同研究としていたり、大学と業務提携していたりする企業もあるので、その企業の中で大学との共同研究に携わるポジションにつければ、業務として共同研究先の大学の博士課程に進学して博士号を取得できる場合もあります。

一般的に「博士号取得後にすぐ退職すると学費の返還を求められる」といった縛りがあるのですが、学費と再就職の心配をしなくてもよく、業務として研究に専念できるため、一番おすすめの進学方法です。ただし、その候補者として選ばれるのはごく少数であるため狭き門となります。

論文博士として仕事と両立しながら博士号取得

論文博士は、大学院の博士課程に在籍・修了することなく、独力または企業等の研究機関でまとめた研究論文(学位請求論文)を大学に提出し、審査に合格することで授与される博士号です。

私の会社の同期にも、新入社員として働きながら論文博士として博士号を取得した人もいるため、仕事を辞めずに働きながら博士号を取得することも可能です。ただし、本人の能力や大学等とのコネクションも必要なため決して簡単な道ではありません。

社会人から大学院に進学するメリット

学部よりも高度な研究に取り組む経験が得られる

学部では研究室配属されて研究に取り組む期間は1年もなく正直短すぎます。大学院に進学すると修士課程の場合で2年の研究期間が得られるので、腰を据えてより深く研究に打ち込むことができます。

さらに、一度社会に出て技術開発や製造の現場を見てきた経験は、大学院での研究をより一層有意義なものにしてくれるはずです。

研究・開発職へのキャリアチェンジに有利になる

企業によっては、そもそも学部卒では研究職に就けない場合もあります。さらに、企業によっては研究職の社員を社会人ドクターとして大学の博士課程に進学させる制度があったりしますが、選ばれるには最低限修士卒である必要があります。

したがって、修士号を持っているだけでも将来のキャリアの選択肢が広がります。

余談ですが、修士号を持っていると弁理士試験の論文選択科目が免除になり弁理士試験においても有利になります。

自由に使える時間が得られる

大学院では研究が忙しいといっても自由に使える時間もそれなりにあります。その時間を使ってインターンシップに参加したりするなど、将来に向けて様々な経験を積むこともできます。

社会人から大学院に進学するデメリット

学費と生活費がかかる

会社の業務として進学する場合でない限り、学費と生活費を自分で工面しなければなりません。十分な費用を用意すると共に、利用できる制度はしっかりと利用していきましょう。

私の経験上、地方国立代の修士課程2年間で最低でも300万円は必要と考えます。

再就職が不確実

お金の次に心配なのが、学位取得後に学位が活かせる仕事に再就職できるかということかと思います。実際に社会人から大学に進学して現役生より2年遅れで就職活動した私の経験に基づいて解説します。

現役生からの遅れが2年以内であれば新卒扱い

私の場合は、修士修了時点で現役生(24歳)より2年遅れの26歳で就職活動しましたが、売り手市場だった追い風もあり、新卒として大手メーカーに再就職することができました。したがって、2年以内であれば新卒扱いで再就職は可能と考えます。

現役生からの遅れが3年以上になると中途扱いの可能性が高まる

前述の通り、2年遅れでは新卒扱いでしたが遅れが3年以上になると、新卒扱いされるかは不透明です。新卒扱いでなければ中途扱いとなりますが、意欲を持って大学院に進学して学位を取得したのですからそこは自信をもってアピールでき、中途採用においても有利になるのではないかと考えます。

まとめ

実は、会社の学部卒の同期から、「現場部署から開発部署へ異動したい」という相談を受けて、社会人から大学進学した経験があった私は、大学院修士課程への進学という方法もあるという話をしました。

大学工学部から惰性で大学院に進学する人も多いのですが、社会人経験がある意欲の高い人が経済面や再就職の心配をすることなく大学院に進学できるようになれば、大学院生全体の質も高まり、日本の発展に寄与するのではないかと考えます。

この記事を書いた人
キャリ造

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高専卒社会人から大学編入して船舶工学を学び日本船舶海洋工学会奨学褒賞を受賞しました。造船・重機メーカー3社、特許事務所を経験し弁理士試験に合格、現在は知的財産の仕事をしています。それらの経験から高専卒業生や知財業界志望者から相談を受けることもあり、エンジニアのキャリアに関する情報発信を始めました。

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