【特徴と弱点は?】クラッシャー上司の部下になり退職した私がその特徴と対策について解説します

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近年、パワーハラスメントいわゆるパワハラに対して厳しい姿勢で臨む企業が増えているものの、まだまだ、職場の上司などによるパワハラに苦しんで悩んでいる方も多いと思います。

会社員
会社員

上司から詰められたりきつい言葉を言われてばかりでつらいです…。上司の言うことは正論なのですが…。

キャリ造
キャリ造

それはとてもつらいですよね…。もしかするとクラッシャー上司なのかもしれません。クラッシャー上司の特徴を確認して一緒に対策を考えましょう。

自分には関係ないと思っていても、人事異動や転職をきっかけにクラッシャー上司の下についてしまうリスクは誰にでもあります。

私自身もまさかパワハラ問題の当事者になるとは思ってもいませんでした。ところが、機械メーカーから特許事務所に転職してパワハラ上司、より正確にはクラッシャー上司の下についてしまいました。

そして、クラッシャー上司によるパワハラそれに対する事務所の対応に不信感を抱いたことで事務所を退職し、事務所弁理士の道を諦めました。

思い出したくないことも多いのですが、特許事務所への転職を考えている人やパワハラに悩んでいる方の参考になればと思い、実際のパワハラ体験とその対策・対処法についてまとめます。

この記事はこんな人におすすめ
  • 職場でパワーハラスメントを受けて悩んでいる方
  • 周囲にパワーハラスメントを受けている人がいる方
  • 職場環境の改善に取り組んでいる方
  1. クラッシャー上司とは?特徴とパワハラ上司との違いを解説
    1. クラッシャー上司の特徴と口癖
    2. パワハラ上司とクラッシャー上司の違い
  2. クラッシャー上司の部下になり退職した体験談
    1. 未経験で特許事務所に転職、本部オフィスで勤務
    2. 入所後半年で地方オフィスへ
    3. クラッシャー上司の下につく
      1. 詰められながらも前向きに頑張る
      2. 限界が来て心が折れそうになる
      3. さらなる状況の悪化
    4. クラッシャー上司と話し合い
    5. 仕事を干され、人間関係から切り離される
    6. 所長に見限られ、転職を決意
    7. 転職活動の成功と退職
  3. SNSとブログでの発信に対する報復
  4. パワハラ上司・クラッシャー上司への対策・対処法(自分がターゲットの場合)
    1. パワハラはどこから?パワハラの6類型と私が受けた具体例
      1. ①身体的な攻撃
      2. ②精神的な攻撃
        1. 精神的な攻撃に該当する例
        2. 精神的な攻撃に該当しない例
      3. ③人間関係の切り離し
      4. ④過大な要求
      5. ⑤過小な要求
      6. ⑥個の侵害
    2. とにかくクラッシャー上司から離れる
      1. クラッシャー上司のことを知る
      2. 家族や外部に相談する
      3. 上司の上司、社内外の窓口に相談する
      4. パワーハラスメントであることをはっきりと伝える
  5. パワハラ上司・クラッシャー上司への対策・対処法(会社側の対策)
      1. クラッシャー上司を放置した組織の末路とは?
      2. 部下をもたせない
      3. 一匹狼として活躍させる
  6. まとめ

クラッシャー上司とは?特徴とパワハラ上司との違いを解説

「パワハラ上司」と比べて「クラッシャー上司」という言葉はあまり聞き慣れない方も多いと思います。

当時、特許事務所で勤務しており、そこの上司は「部下を正論で徹底的に詰めるタイプ」でその上司との関係に悩んでいた私は、家族や先輩に相談したり悩みを解決できる本を探していました。

そして「クラッシャー上司」という本に出合ったことで、その上司が完全に「クラッシャー上司」にあてはまっていることがわかり、状況を客観視できるようになりました。

クラッシャー上司の特徴と口癖

クラッシャー上司を端的に言うと「部下を潰しながら出世していく優秀な人」になります。

その特徴として「相手がどう感じるか全く考えずに思ったことをそのまま言う」、「正論を振りかざして徹底的に詰める」といった口癖を持っています。

具体的に当時の上司(クラッシャー上司)の特徴を上げていくと以下の通りです。

  • 事務所内でもトップクラスの売り上げを誇る優秀な弁理士で所長(事務所)からの評価も非常に高い
  • 他人に対する共感性が一切なく、思ったことを「ズケズケと言う」
  • 思ったことを「ズケズケと言う」ことに一切の悪気がなく、「お客様のため」、「事務所のため」に正しいことをしていると信じている
  • 高い売り上げを誇り、地方オフィスのリーダーに出世した一方で、私を含め少なくとも2人は部下を潰している

パワハラ上司とクラッシャー上司の違い

いわゆる「パワハラ上司」は、「悪意を持って他人を攻撃」し、「仕事の出来は普通かそれ以下」なので会社として厳重注意や懲戒処分といった対処を堂々と行うことができます。

しかし、「クラッシャー上司」の場合は本人に「悪気はなく」、しかも「仕事がデキる」ので、会社として強い対処をすることが難しいことが特徴です。

クラッシャー上司の部下になり退職した体験談

未経験で特許事務所に転職、本部オフィスで勤務

私は3年間務めた機械メーカーを退職し、知財実務未経験の特許技術者として中規模特許事務所に入所しました。

入所後は、少なくとも2年間は大都市にある本部オフィスで実務を覚え、その後は、妻の実家がある地方都市の地方オフィスに戻って勤務するという話でした。

本部オフィスは弁理士が30名程と人も多くいて新人教育に人が割けることもあり、特許明細書の作成や調査についてしっかりと指導を受けることができました。

キャリ造
キャリ造

クラッシャー上司の下につかない限りホワイトな事務所でした。

私自身も日々成長を感じて充実感を感じており、特許事務所に転職してよかったと感じていました。

指導担当者を始めとする周囲からの評価も「覚えが早い」と未経験の初心者にしてはよかったと思います。

入所後半年で地方オフィスへ

入所して3カ月程経ったある日、所長から「入所後半年で地方オフィスに行って欲しい」と言われました。

当初は本部オフィスで2年勤務する予定で引っ越し等をしていたので驚きや準備に追われましたが、入所から半年後、元々住んでいた地方都市に戻って地方オフィスで勤務開始することになりました。

その際に、「地方オフィスで上司になる人は思っていることをズケズケ言うところがあるが、優秀なので食らいついていって欲しい」と言われました。

嫌な予感はしていましたが、これまで様々な困難を乗り越えてきたので「食らいついていけばいつか分かり合うことができてなんとかなるだろう」と思っていました。

キャリ造
キャリ造

ふとしたきっかけで突然クラッシャー上司の下につくことになります。

クラッシャー上司の下につく

地方オフィスは、地方都市にあるビルの一室と小さなオフィスで人も少なく、上司A(クラッシャー上司)、先輩弁理士、事務の方を含め数人程の規模でした。

キャリ造
キャリ造

小さなオフィスで少人数なので逃げ場がありませんでした…。

上司Aは大体こんな感じです。

  • 指導らしい指導をほとんどしない。それにも関わらず仕事をとりあえずやらせてみて結果物がイメージと少しでも違うと徹底的に詰める。
  • 仕事を振るときに具体的なイメージを伝えない。質問したり、途中で経過を報告しようとしても「自分で考えろ」、「途中経過は受け付けない」と突き放す。
  • 部下に対する共感性が一切なく、人を傷つける言動(罵倒、解雇をちらつかせて脅す等)を何ら悪気なくする。
  • 自分の仕事に一心不乱に取り組み、事務所内でトップクラスの売り上げを誇り、地方オフィスのリーダーという役職にあるが、自分の仕事のことだけ考えているため部下に対するフォローは一切しない。

詰められながらも前向きに頑張る

そんな感じで、経験半年の私の仕事が上手くゆくはずもなく、地方オフィスに来て1カ月程で上司Aに会議室に呼び出され、

  • 「うちは頭のいい人がくるレベルが高い事務所」
  • 「心を入れ替えて欲しい」
  • 「このままではあなたがここにいる意味を所長と話さなければならない」

と言われたり、客先に向かう車の中(二人きりで片道1時間)で詰められたりしました。

詰められて回答に詰まるとさらに、「ボーっとするな!」と書類を机に叩きつけて、

  • 「頭が弱いなあ…」
  • 「あなたと話しているとこっちまでバカになりそうだ」

と言われました。

キャリ造
キャリ造

このような発言は完全にパワハラなのですが、やられている側は自分に原因があると考えてしまいます…。

このときは、「私に落ち度があるからもっと頑張らなければ」、「挫けずに頑張れば認めてもらえるかもしれない」と思い、歯を食いしばって仕事に取り組みました。

また、弁理士資格を取れれば状況が好転するかもしれないと思い、プライベートの時間を削って弁理士試験の勉強にも取り組みました。

限界が来て心が折れそうになる

しかし、地方オフィスに来てから数カ月後の年度末評価面談で、

  • 「これまで色々な人を指導したがあなたが最もひどい」
  • 「他の人には何か一つは良い点があるが、あなたには一切それがない」
  • 「あなたは能力が低い、転職サイトに登録して他の仕事を探しては?」

と言われ、さすがに心が折れそうになりました。

さらに、それから2カ月程経って再び上司Aに呼び出され、「あなたの働きがあまりにひどいので本部オフィスに戻すことを所長に相談する」と言われました。

妻と一緒に本部オフィスがある大都市に引っ越しして、半年後に妻と一緒に地方オフィスがある地方都市に引っ越しをしたので貯金も十分になく、ここで再び本部オフィスに戻されることは妻にさらなる負担を掛け、経済的な面でも生活が成り立たなくなります。

私が上司Aに言われたことを妻に話すと、妻は私を心配して心を痛めて涙を流しました。そして、妻から言われたことをメモに記録しておくようにアドバイスを受けました。

翌日、所長に電話をして地方オフィスに残れるように必死で頼みました。それもあってか引き続き地方オフィスで業務を行うことになりました。

さらなる状況の悪化

その後、提出物について、自分のイメージと違うところを探し出して、それについて反省文を書かされることが増えてきました。

毎回、「時間がないとか忙しいといった言い訳は聞きたくない」ので、1~2週間かけて考えてこいと指示されました。

キャリ造
キャリ造

今思えば意味のないことですが、従うしか事務所で生きる道はないので真剣に取り組みました。

そのため、様々な業務改善の文献を読んで、真剣に反省文を作りましたが、突き返されるばかりでした。

しかも、その1~2週間、他の仕事を一切させてもらえないので、不毛な時間がただ過ぎていくばかりで、「他の人は必死で仕事をしているのに、反省文ばかり書いている自分には役割や仕事がない」と思うようになり精神的にきついものでした。

さらに、「達成不可能な目標(課題)」を与えて、それが達成されるまで一切、実業務をさせないとされました。

達成不可能なこととはいえ、取り組むしかないので必死で取り組みましたが、報告しても突き返されるだけで、なんと3カ月以上も何も実業務をさせてもらえないといったこともありました。

さらに、「親からしっかりと教育を受けていない」、「私には手に負えないので仕事ができるようにカウンセリングを受けた方がいい」と言われたりして、さらに追い詰められていました。

指示に従わないといけないと思い、本当にカウンセリングを受けました。

今思えば私は洗脳状態になっていて、カウンセリングで「できない自分が悪い」「上司Aは正論を言っている」と無意識に上司Aをかばうような説明をしていました。

すると、先生に「仕事をできるようにするために無理やりカウンセリングを受けさせられる人はよくいる」、「自分が嫌だと感じているということを素直に話してほしい」と言われ、自分が苦しんでいることを先生に打ち明けました。

そして、自分が置かれている状況はパワハラであるとしっかりと直視することができました。

キャリ造
キャリ造

初めにできる対処法として第三者に話を聞いてもらって客観的にみてもらうとよいです。

そして、具体的な解決策が出たわけではありませんが、第3者に話を聞いてもらい少しは気持ちの整理ができました。

クラッシャー上司と話し合い

さすがに、

  • 「親からしっかりと教育を受けていない」と家族を蔑まれ
  • 「私には手に負えないのでカウンセリングを受けた方がいい」

と言われたことで、「反撃してこないので何を言ってもいい人と思われている」、「反撃しない限り永遠にこれが繰り返される」と思いました。

そしてある日、会議室に呼び出され、詰められそうになったときに意を決して、

  • あのような発言よって嫌な思いをして傷ついている。そして、「パワーハラスメント」に該当する
  • あのような発言は全てメモに記録して証拠として残している
  • 家族3者にも相談している

と伝えました。

キャリ造
キャリ造

ハードルは高いですが嫌な気持ちになっていることを直接伝えることも大事です。

ポイントとしては下記を意識しました。

  • 「発言に傷ついている」ことをはっきりと伝える。「パワーハラスメント」と略さずに伝えることで言葉に重みを持たせる
  • 「証拠を残している」と伝え、面倒なこと(極端に言えば裁判等)が起こりそうな危機感を与える
  • 外部の人と協力していることを伝え、面倒なことが起こりそうな危機感を与える(本人は弱そうでも外部の協力者には面倒な人がいるかもしれないと思わせる)

すると、普段は冷静で理詰めで追い詰める上司Aは、思わぬ反撃に明らかに焦りを見せ、優秀な弁理士とは思えないようなけんか腰で言い返してきました。

  • 証拠を残して足元をすくおうとしているなんて、なんて腹黒いんだ
  • 過去にも訴訟になったことがあるから、やってみろよ
  • 知財業界は狭いからあなたの悪評が広まるぞ
  • あなたを危険人物として所長に報告する

そこで私は冷静に、「本当に私が腹黒いのであれば、直接言わずに所長に密告している」、「こういった問題は、所長を巻き込まずに当事者同士の話し合いで解決するべきだ」と言い、沈静化を図りました。

その後、上司Aは、「メンタルが弱いからだ」、「私は地方の三流大学を出て一流卒の上司から罵倒されたこともあった」と言ってきたことで、上司Aは、過去にコンプレックスを抱いており、努力して弁理士として成功したことにプライドを持っていることが彼を「クラッシャー上司」にしたのだと理解しました。

キャリ造
キャリ造

クラッシャー上司になる背景としては、幼少期に親から兄弟と比較されながら厳しい教育を受けたりして何らかのコンプレックスを持っていることが挙げられます。

翌日、会議室で上司Aは所長とオンライン打合せしており、このことを所長に伝えて2人で笑いあっている声が聞こえてきました。上司Aが過去に部下を1人潰してもう1人潰そうとしているのに上司Aを問題視せず、私を問題所員とする雰囲気になりつつあると感じました。。

とはいえ、丁度同じ頃に、弁理士試験に合格することができました。

これもあって、今後状況が好転するのではと希望も見えてきました。

仕事を干され、人間関係から切り離される

その後、クラッシャー上司からの罵倒は少し収まりましたが、反撃したことで完全に「面倒な奴」と思われ、事実上仕事を干されてしまいました。

  • 実業務を与えずに達成困難な課題を与える
  • 私が課題に取り組んで、提出したりアドバイスを求める
  • 中身をほとんど見ずに2週間考えてこいと突き返す
  • 以下、突き返し続けて一切取り合わない

当時、洗脳状態ともいえる私は、試練を与えて鍛えられていると信じて、書籍を読み漁ったり、他の人にアドバイスもらうなどしながら懸命に取り組みました。いわば、異常事態を受け入れている洗脳状態です。

また、所長に相談して、仕事を与えてもらったり、本部オフィスの新人教育担当の先輩弁理士に特許明細書の添削を依頼したりして、事態の打開を図りました。

キャリ造
キャリ造

クビになる危機感があったので必死で周りを頼りましたが、退職勧奨の理由づけに利用されてしまいます。

また、先輩弁理士に相談していく中で、上司Aは、私の前任者をメンタル不調に追い込んで退職させていたこともわかりました。

さらに、上司Aから完全テレワークを指示されました。名目上、「課題に集中させるため」とのことですが事実上「人間関係からの切り離し」でした。出勤しないと所内での立場が悪化すると思い、度々出勤を申し出ましたが突き返されるだけでした。

しかし、弁理士登録したものの実業務がほとんどできず、

特許明細書作成や中間処理といった弁理士業務の実務能力が身につかないまま半年以上の時間が経過してしまいました。

キャリ造
キャリ造

仕事がなく、給料泥棒という罪悪感を感じながら悶々とした日々を過ごすことは、仕事が忙し過ぎること以上につらいことです。

所長に見限られ、転職を決意

半年以上、ロクに売り上げも上げられず、成長らしい成長もないため、気づかないうちに事務所内でも立場は悪化しており、所長から「現状と今後について話がしたいと」言われ、嫌な予感がしました。

その予感は的中し、所長から以下のことを告げられました。

  • 指導者の教えを忠実に守る段階であるにも関わらず「業務を自分本位で行っている(例、勝手に先輩弁理士に明細書添削を依頼した)」
  • そもそも特許事務所の業務に向いていないかもしれない
  • 上司Aの他、新たに他のオフィスの弁理士を指導に加え、長くて1年間、「特許事務所の業務に向いているか否か検討する」

所長のこれらの発言で、上司Aだけではなく、所長と事務所にも強い不信感を抱きました。

そして、以下の理由から退職を前提として転職活動を始めることを決意しました。

  • クラッシャー上司Aの下で歯を食いしばって踏ん張ったり試行錯誤した結果が、「特許事務所の業務に向いていない」で片づけられたこと
  • クラッシャー上司Aが過去に部下を潰し、私が苦しんでいることを知っていながら、「パワハラを受けているを切り捨てる」という手段を選んだこと
  • 解雇に向けた包囲網ができており、狭まりつつある(解雇のために形式的に教育の機会を与えていることは明らか)
  • 1年以内に退職勧奨や解雇が行われる予定かつ回避することが困難。仮に新たな指導者が肯定的評価をしてくれたとしても上司Aの下にいる以上大勢は変わらないこと

このとき私には、妻と2か月半前に生まれたばかりの娘がいて、「仕事を失うかもしれない」という恐怖でいっぱいで妻に当たってしまいました。

転職活動の成功と退職

一方で、所長の発言によって私の洗脳は解けて、「ここで働くくらいなら、他の会社で雑用でも何でもする」と覚悟を決めました。

そして、子供が生まれたこともあり、長く働ける安定性から一般企業の知財部を第1希望として必死で転職活動を行いました。

そして約1か月半の転職活動の末、大手企業の知財部への転職が決まりました。

そして、上司Aと所長に退職の意思を伝えたときはとても晴れやかな気分でした。

上司Aも所長も厄介払いできて清々しているようですが、事務所の悪評を広められては困るとばかりに急に丁寧に接してきました。

私はそれを冷ややかに受け止めつつもトラブルを起こして退職すると後々面倒なので「事務所の求めるレベルに達しなかった」と波風立たない理由を言って2年半務めた特許事務所を退職しました。

SNSとブログでの発信に対する報復

このブログ記事や私の転職による年収アップがXで話題になったことがありました。

その直後、偽名で下記のようなメッセージがこのブログの「お問い合わせ」から送られてきました。

私は公表していない私の本名、上司Aの本当のイニシャル、私の売上という「前職の特許事務所の人間しか知り得ない情報」を知っている点から前職の特許事務所関係者とみて間違いはないと思います。

わざわざ「私の本名を挙げ、特定したと強調している」ところから「事務所の悪口を広めないように釘を刺しておいた」のだと思います。

この記事は、特許事務所や上司Aの悪口を書きたいのではなく、これから特許事務所に転職する人に読んでもらい、次の犠牲者を出してはいけないという思いから書いています。

私に対する正当な批判を述べるのは結構なのですが、本名を晒して私生活を脅かすようなことは大人(仮に弁理士であれば尚更)のやることではないと思います。

〇〇〇〇(私の本名)さん

○○○○さん

特定されてますよ。経歴が特殊なのですぐわかりますね。

クラッシャー上司X(上司Aのイニシャル)氏のパワハラには同情しますが、売上ゼロで年収500万円は妥当ではないでしょうか?

パワハラ上司・クラッシャー上司への対策・対処法(自分がターゲットの場合)

以上、私の体験からもわかる通り、パワハラ上司・クラッシャー上司はメンタルとキャリアの両方を破壊します。

書籍「クラッシャー上司」においては、クラッシャー上司の特徴やその心理について詳しく解説されていますが、ここでは、運悪くクラッシャー上司にあたってしまったときの対策・対処法について私なりに述べていきます。

パワハラはどこから?パワハラの6類型と私が受けた具体例

パワハラは大きく分けて6類型に分けられます。

①身体的な攻撃

これはもはや犯罪です。殴る、蹴る、物を投げつけるといった身体的な攻撃を受けたら言うまでもなくパワハラ(暴行といった方がよい)に該当します。

私がされた「書類を机に叩きつけて威嚇」も身体的な攻撃の一歩手前なので限りなく黒に近いグレーです。

②精神的な攻撃

身体的な攻撃よりも判断が難しいので多くの人が悩んでいると思います。私が受けた例の多くは完全に精神的な攻撃に該当しますので例として挙げます。

精神的な攻撃に該当する例
  • 本人の人格や能力、存在を否定する発言(例:「「頭が弱いなあ…」「他の人には何か一つは良い点があるが、あなたには一切それがない」等)
  • 親族やルーツを蔑む発言(例:「親からしっかりと教育を受けていない」等)
  • 解雇や異動を示唆して脅す(例:「転職サイトに登録して他の仕事を探しては?」等)
精神的な攻撃に該当しない例

提出物や仕事の成果について指摘するのは上司の仕事なので厳しく指導するのもよいのですが、「本人の人格を否定しない」ことと、「本人の成長のために改善の道筋を示す」ことが必要になります。

  • 提出物に対する不備や改善点を指摘する
  • 繰り返されるミスに対して注意して改善案を考えさせる
  • 勤務態度を注意して改善を促す

③人間関係の切り離し

典型的には「追い出し部屋」に隔離したり、「話しかけても無視」したりすることが挙げられます。

私の場合は、「出社を申し出ても在宅勤務を指示」という形で人間関係から切り離され周囲から「仕事をせずに在宅でサボっている」という印象を持たれる状況に追い込まれたのでこれも人間関係からの切り離しに該当します。

④過大な要求

典型的には処理不可能な量の仕事を与えて達成できないと罵倒することが挙げられます。

私の場合は、今冷静に考えても達成不可能な課題を与えられ、上司の納得できる答えを示せるまで仕事をさせないといったことがこれに該当します(無論、何度も報告しますがなんら方向性をしめさず延々と突き返すだけです)。

⑤過小な要求

典型的には、専門職にも関わらず自主退職するまで専門分野と一切関係ない雑用をさせつづけることが挙げられます。

私の場合は、上記の達成不可能な課題を達成するまで、仕事を一切与えないという形で事実上仕事を干されたことがこれに該当します。

⑥個の侵害

典型的にはプライベートにおいても使い走りをさせたりすることが挙げられます。

私の場合は、これはありませんでした。

とにかくクラッシャー上司から離れる

本記事や書籍から上司が「クラッシャー上司」であることが確実であるなら、すぐに離れることを検討すべきです。

クラッシャー上司は「食らいついていけばいつか分かり合える」ような相手ではありません。

その前にメンタルを潰されるか、反撃しても仕事を干されてキャリアを潰されるかのいずれかです。

とはいえ、先ずは以下の手順で解決できないか試みるとよいと思います。それでも解決しなければ、転職を考えるべきです。クラッシャー上司を放置している会社や組織にも問題があるためです。

クラッシャー上司のことを知る

書籍「クラッシャー上司」においては、クラッシャー上司の特徴やその心理について解説されています。

クラッシャー上司について知ることで、人によってはクラッシャー上司の発言を「コンプレックスを抱えた可哀そうな人」発言として聞き流すことができるかもしれません。しかし、そういった発言はやはり傷つくものなので限界はあります。

家族や外部に相談する

パワハラを受けている本人は洗脳状態で自分を客観視することが難しいので、家族やカウンセラーに相談することをおすすめします。

パワハラに該当するか否かの判断は難しく、本人が繊細過ぎるゆえにパワハラと感じてしまうケースもあり、思っていた回答を得られないかもしれませんが、冷静に受け止めましょう。

私は街のカウンセリングルームを利用しました。料金は1時間くらい面談して7000円でしたが、外部の専門家の意見を聞けるので一回は利用してみましょう。

上司の上司、社内外の窓口に相談する

他の人に相談することで、クラッシャー上司が上から注意を受けたり、当事者のいずれかが配置転換になる可能性はあります。

しかし、クラッシャー上司は仕事がデキるため、下手に上司の上司に相談すると相談者自身が「問題社員」として認定されてしまう可能性はあります。社内でトップクラスの成績を誇るクラッシャー上司であるなら会社としても強く言えないのが実情です。

パワーハラスメントであることをはっきりと伝える

クラッシャー上司が正しいことをしているつもりで人を傷つける発言を平気でするので、「パワーハラスメント」であるとはっきり伝えることも手です。しかし、クラッシャー上司との正面対決はかなりハードルが高く、成功したとしても「仕事を干されたり」、「社内での立場が悪くなる」おそれがあります。

パワハラ上司・クラッシャー上司への対策・対処法(会社側の対策)

クラッシャー上司を放置した組織の末路とは?

クラッシャー上司は仕事ができて成果を上げていることから、部下を潰しても目をつぶって何もしないか、部下に原因があるとして部下を処分してしまう方が会社側として楽です。

ところが、そのようにしてクラッシャー上司を放置すると組織を以下のような弊害が起こり、やがては組織を蝕んでゆきます。

  • 採用や教育に投資した新人が次々と辞め、採用や教育にかけたコストと労力が無駄になる
  • 職場の雰囲気が悪化し、ターゲット以外の人も辞めてしまう
  • 悪い口コミが広がり、会社の評判が悪化する
  • クラッシャー上司が経営者をも超える力を持ち、コントロールが効かなくなる

部下をもたせない

社員が部下を何人も潰しているクラッシャー上司であるなら、部下をもたせてはいけません。クラッシャー上司は優秀なので一緒に仕事をさせれば鍛えられるだろうと甘く考えてはいけません。

虎が強いからといって、強くしたい人を虎と同じ檻に入れることと同じです。強くなるどころか恐怖で委縮していずれ嚙み殺されるのがオチです。

一匹狼として活躍させる

クラッシャー上司は仕事がデキるので、一匹狼として活躍してもらうのがよいと思います。プライドを傷つけないためにも役職は形式的に与え、実質的には部下を管理をさせないといった対応が考えられます。

まとめ

私は運悪くクラッシャー上司の下についてしまいました。これでわかったことは、クラッシャー上司の下で頑張ってもメンタルを消耗するだけで何も得るものがないということです。クラッシャー上司が原因でメンタルやキャリアを潰される人達が少しでも減ることを願います。

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