【マイカー向け】子どもの車内置き去り防止グッズアイデア

エンジニアの副業

近年、「子どもの車内置き去り」による痛ましい事故が相次いでおり、大きな社会問題となっています。

車内置き去り防止装置として、送迎バス向けに後方のボタンを押させることで降車確認を促すものやビーコンとスマートフォンとを連携されるものなどが市販されていますが、いずれも設置や設定、操作が複雑かつ高価なものとなっております。

この記事では、本業で知財実務を行いながら個人発明家として活動している私が新たに考えて商品化を目指している子どもの車内置き去り防止グッズの「ミテリア」について紹介します。

商品アイデア「ミテリア」の概要

「ミテリア」は、スマートキーやスマートフォンといった車外に持ち出す必要のある貴重品を後部座席側に置くことを習慣化させることで降車時の子どもの降車確認を促すアイデアです。

「ミテリア」は、シートバックポケットをベース板に対して展開、折り畳みできるように改良して、スマートキー(他にもスマホ、財布、家の鍵など車外に必ず持ち出すものに取り付け可能)に取り付けられた固定クリップで留めることで折り畳み状態を保つようにしました。

収納状態
展開状態
スマートキーに取り付けられた固定クリップ

本発明品を使用すると、子どもを乗車させるとき、後ろに展開されたシートバックポケットが邪魔になるため折り畳んでスマートキーに取り付けられた固定クリップで留めない限り子どもを乗車させられないようになります。

収納状態(試作品)
展開状態(試作品)
スマートキーに取り付けられた固定クリップ(試作品)

したがって、運転手はシートバックポケットを折り畳んで固定クリップで留めてから子どもを乗車させる必要があるため、子どもが乗車したときは必ずスマートキーが運転席背面のシートバックポケットに置かれるようになります。

そのため、運転手は降車するときにスマートキーを回収するために運転席背面側を目視する必要があり、このとき子どもの確認がなされるようになります。

「ミテリア」使い方

「ミテリア」の使い方はとても簡単です。展開されたシートバックポケットを折りたたんでスマートキーについている固定クリップで留めるだけ。簡単な仕組みで子どもが乗車したときは必ずスマートキーが後部座席側に置かれるようになるので、スマートキーを回収するときに後部座席側の確認が促されます。

(1)子どもを乗せるとき

①スマートキーと固定クリップは運転手が持っているため、展開されたシートバックポケットとサイドウォールによって子どもの乗車が妨げられています。

②そこで、シートバックポケットを折り畳んで、スマートキーに取り付けられた固定クリップで留めます。スマートキーはシートバックポケットの裏側に仕舞っておきます(子どもによる誤操作防止)。

③シートバックポケットが折り畳まれることで子どもを乗車させることができます。

(2)子どもを降ろすとき

①運転手は、スマートキーを回収するために、シート背面を確認します。このとき、子どもの存在に気付くことができます。万一、スマートキーを回収せずに子どもを置き去りにして車外に出てしまってもスマートキーが車内にあるためドアを施錠することができず、子どもの確認忘れに気付くことができます。

②子どもを降ろした後、固定クリップを外してスマートキーを回収します。

③サイドウォールの弾性(反発力)によって自動的に展開状態に復帰します。

「ミテリア」の特徴

「貴重品を回収する行動」を利用

スマートキー、スマートフォン、財布などの貴重品を運転手が必ず車外へ持ち出すものを後部座席付近に置かせることで、回収時に後部座席を見るきっかけを作ります。

電源・車側システムとの連携不要

従来の車側システムと連携や電源が必要な商品と異なり、日常の行動を利用して後部座席の確認を促すため、シンプルかつ普及させやすい商品です。

子どもを乗せないときは収納として

子どもを乗せていないときは、シートバックポケットを収納スペースとして使用できます。

開発への思い

「大事な子どもを忘れて置き去りにするなんて考えられない」と多くの人は「自分だけは大丈夫」と思っているのではないでしょうか。

しかし、自家用車において子どもの降車確認を忘れて子どもが置き去りにされて死亡した事故は、2022年11月(大阪府岸和田市)、2022年5月(新潟市)、2020年6月(茨城県つくば市)と相次いで発生しており社会問題となっています。これらの事故は保護者が考え事をしていたり焦っていたりするなどして子どもの確認を怠ったことが原因でこれらは「誰にでも起こりえる決して他人事ではない問題」です。

実際に私も同乗者との会話に夢中になってしまい、3歳の娘を後部座席に残したままドアを閉めてしまい同乗者に注意されて肝を冷やしたことがあります。

そのことがきっかけで、気軽にマイカーに導入でき、子どもの降車確認を促すグッズが普及すれば事故のリスクを大きく減らすことができるのではないかと考えて「ミテリア」を開発しました。

この記事を書いた人
キャリ造

社会人の転職や大学進学、資格取得に役立つ情報を発信しています!
高専卒社会人から大学編入して船舶工学を学び日本船舶海洋工学会奨学褒賞を受賞しました。造船・重機メーカー3社、特許事務所を経験し弁理士試験に合格、現在は知的財産の仕事をしています。それらの経験から高専卒業生や知財業界志望者から相談を受けることもあり、エンジニアのキャリアに関する情報発信を始めました。

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