【技術職向け】転職成功につながる職務経歴書の書き方

エンジニアのキャリア

転職活動の最初の関門が書類選考です。これを突破しないことには面接に進むことはできません。

特に転職では職務経歴を記した職務経歴書が決め手となるため、しっかりと職務経歴書を作り込んで選考に臨むべきです。とはいえ、初めての転職活動でどのように書いたらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?

若手エンジニア
若手エンジニア

職務経歴書の書き方を教えてください!

キャリ造
キャリ造

わかりやすくてしっかりとアピールできる書き方を教えます!

この記事では、3回転職して大手メーカーを渡り歩いてきたエンジニアである私の経験に基づいて、20代後半から30代前半の若手エンジニア(特に機電系)を対象とした職務経歴書の書き方を解説します。

この記事はこんな人におすすめ
  • 転職活動を始めた若手エンジニア
  • 転職活動を始めた機電系エンジニア
  • 職務経歴書を作成してキャリアを点検したいエンジニア

職務経歴書とは?

職務経歴書は、その名の通り職務経歴を文章として記載したものです。いくら立派な職務経歴をもっていてもそれが職務経歴書の文章として上手く表現されていないと選考はそこでおしまいです。

先ずは、採用担当者が職務経歴書からどのような情報を得たいのかを列挙してみます。

  • 募集ポジションにふさわしい職務経歴や能力を有しているか確認する
  • 面接の参考資料として使う
  • わかりやすさや正確さといった論理構成力、文章作成力があるか

事実としての職務経歴をわかりやすくかつ正確に記載することはもちろんですが、採用担当者に募集ポジションにふさわしい人物であることを職務経歴書でアピールする必要があります。

キャリ造
キャリ造

職務経歴書を書く前に自己分析して何をアピールするのかあたりをつけておきましょう!

職務経歴書のフォーマット

職務経歴書の定形フォーマットは各転職サイトで配布されているので、それを使います。現在の転職活動ではwordで作成して転職サイト経由でデータとして企業に提出することが一般的です。

職務経歴書の構成例を挙げるとこのような構成となっているケースが多いかと思います。

職務経歴書の構成例
  • 職務要約
  • 職務経歴
  • 資格
  • 自己PR

職務経歴書の書き方

職務経歴書を書く順番ですが、先ずはこの順番で書いていくと書きやすいかと思います。そして一旦完成したら各項目同士で内容の整合が取れているか見直しと修正を繰り返していきます。

  1. 職務経歴
  2. 資格
  3. 職務要約
  4. 自己PR

ここでは、仮想事例として新卒で造船メーカーに入社して機装設計(エンジン周りの設計)を3年程経験した20代後半の若手エンジニアのケースで職務経歴書を例示していきます。

職務経歴の書き方

職務経歴は職務要約や自己PRの根拠となる経歴を記載していく項目となります。

職務経歴は、職務経歴(企業等)毎に記載していきます。

先ずは企業の概要を記載します。事実を書くだけなので悩むところはないのですが、ミスや誤りが目立つといい加減な印象を与えるので企業ホームページをしっかり確認(wikipedia等は不正確)して正確に記載しましょう。

2018年 4月~現在  〇〇造船株式会社
事業内容:船舶の製造、販売並びにサービス
資本金:4,500百万円   売上高:2,000億円
従業員数:2500名     上場:非上場

次に「おもなプロジェクト(表題はフォーマットによって様々)」を記載します。できるだけ具体的に記載した方がよいのですが、そうすると専門用語が登場しがちです。あまり難解な専門用語を多用するのは望ましくないのですが、ある程度技術を理解している受入部署の方(技術系管理職)が理解できるレベルの用語(教科書に載っているレベルの用語)であれば問題ないかと思います。

ここでは、自分の役割と業務内容を事実に即して客観的に記載していきます。業務内容を振り返りながら記載すべき業務は漏れなく記載していきましょう。

■おもなプロジェクト
2018年4月~2019年3月
新入社員研修及び現場実習
[業務内容]
・ばら積み貨物船のブロックの小組立工程における作業分析
・傾斜部を走行する溶接台車用治具の設計・製作

2019年4月~2020年3月
50000トン型ばら積み貨物船の設計
[Pjt規模]10名 
[役割]機装設計副担当
[業務内容]
・冷却水系統の設計、熱流体解析、設計審議
・パイプサポートの振動解析
・主担当者の補助(検図、設計データ収集等)

資格の書き方

こちらも事実を書くだけなので悩むところはないのですが、資格の名称を正確に記載するようにします(いわゆる普通自動車免許も正式名称で書きましょう)。

普通自動車運転免許(第一種)2012年5月 取得
TOEICスコア 6302017年3月 取得
技術士第一次試験(船舶・海洋部門)2018年12月 取得

TOEICは受験経験がある人がほとんどかと思いますので点数が芳しくなくても隠さずに書いておきましょう。

また、仕事と直接関係ない趣味系の資格はあまり書き過ぎない方がよいです。例えば、釣りが趣味で小型船舶2級免許を持っているなど、面接で人柄や趣味を知ってもらう上で重要なものだけにしておきましょう。

職務要約の書き方

職務経歴を既に書いたので、それを要約したものが職務要約となります。事実ベースで書いていくのですが、最後のまとめとして、これまでの職務から得られた経験と知識をさりげなくアピールしておきましょう(自己PRで書くのでここでは書き過ぎないこと)。

1文をだらだら長く書くと読みづらいので読む人のことを考えて「1文に載せる情報は1つ」、「短文で書く」ことを意識すると読みやすくなります。

○○大学大学院工学研究科を修了後、○○造船株式会社に入社し、約3年間、機装設計担当者としてばら積み貨物船の管艤装、ヒートバランス計画などを担当し、各種系統図作成、基本設計や生産計画、サプライヤとの調整、現場不具合解決などに従事してきました。○○造船株式会社を退職後、△△重工業株式会社に入社し、…
以上の職務を通じて、基本計画から生産設計に渡る一連の設計業務を経験し、熱流体、振動解析に関する専門知識も有しています。

自己PRの書き方

最後に自己PRを書きます。自己分析で何をアピールするのか方向性は決まっているかと思いますので、アピールする内容毎に項目分けして記載します。職務経歴書の結論となる箇所となるので、明瞭かつ論理的に記載しましょう。

何の根拠もなくアピールすることを書いても説得力が全くないので先に書いた職務経歴での経験を裏付けとしながら書いていきましょう。

<分析力・論理構成力>
造船メーカーでは海上公試での試験を通じて振動データの分析を数多く経験しました。また、設計審議においては試験データをグラフや動画などで可視化してデータから読み取れる事象を論理的かつ判りやすく報告できるように工夫を重ねました。さらに、造船学会でのプレゼンテーションも行い社外から高い評価を得ることができました。これらの経験から設計担当者として必要な分析力・論理構成力を十分に有しています。

<造船・プラント設計に関する専門知識>
造船メーカーでは冷却水系統設計におけるヒートバランス計画や配管の振動解析を通じて熱力学や振動解析に関する専門知識を習得しました。重工業メーカーでは、プラントの系統設計に加えて、構造設計や現地工事での不具合対応を経験し、構造設計や工事も経験しました。これらの専門知識は○○分野の開発担当者としても活かせるものであると考えます。

職務経歴書を書いたら

職務経歴書を書きあげて早速応募!と行きたいところですが、一晩は寝かせて(特許明細書作成でもよくやる見直し手法です)もう一度読んでみましょう。新鮮な頭で読むと、誤字脱字や解りづらい点、改善点が浮かび上がってきたりもします。

さらに、家族や転職エージェントといった第三者に読んでもらって解りづらい表現や用語を指摘してもらうこともおすすめです。

まとめ

これまで述べた通り、職務経歴書は事実を正確に書いていきながら、それを裏付けとして自己PRしていくという書き方が基本となります。

特に技術職の場合は、実験データやシミュレーション結果を分析して結論を論理的に文章としてまとめるといった業務が多いので、職務経歴書の内容のみならず、まとめかたも見られていると考えて記載していくようにしましょう。

また、職務として経験したこと以上のことを職務経歴書に書くことはできません。職務経歴書を定期的に見直して、将来の転職で必要と思われるスキルや経験を現在の業務で手に入れていくようにしましょう。

キャリ造
キャリ造

次はSPI対策に進みましょう!

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