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新卒就活で必ず通る道といってもいいSPIですが、残念ながら転職活動においてもSPIを受けさせられるケースが多いです。

面接対策や書類作成で忙しいのに対策するのが面倒です…。

王道の勉強法で対処できるのでサクッと済ませましょう!
この記事では、2回の新卒就活や3回の転職で何度もSPIと戦った経験とリクルーターとして採用活動のお手伝いをした経験をもとに、できるだけ労力をかけずにSPIで落ちることがない得点を取るための対策法とおすすめ対策本を紹介します!
SPIとは?|企業目線で見ると見え方が変わる
SPIはリクルートの適性検査でほとんどの企業の採用で利用されています。SPIの一般的なことは検索すればすぐにわかりますが、「敵を知る」ためにはまだまだ不十分です。
そこで、企業の採用担当者向けのSPIの公式サイトを見ると見え方がかわってきます。
上記サイトをみればわかるとおり、SPIを受験すると採用担当者には「報告書」が出力されます。

報告書の中身は下記のように構成されています。
- 応募者の強み・弱み
- 応募者の人となり
- 応募者とのコミュニケーションの取り方
- 面接で確認すべきポイント・質問例
企業の採用担当者は面接前にこの報告書に目を通して何を聞くかの参考にします。つまりは面接の補助資料・予習として使います。
SPIを受けるタイミングですが、応募者全員に費用が発生するSPIを受けさせるわけにはいかないので書類選考を通過した人がSPIを受験して面接を受けるという流れになります。
SPIで落ちる?SPIの重要度
先ほど説明したようにSPIは面接の補助資料という位置づけです。また、SPIは書類選考を通過した人が受けるので書類選考には影響がありません。そうすると、
- 職務経歴書・履歴書(これがダメだと面接・SPIに進めない)
- 面接対策(SPIは所詮参考資料)
の方が遥かに重要ということになります。
しかしながら、SPIの得点が著しく悪いと「報告書」でそこが「悪目立ち」するので、「対策本1冊を買って2,3周する」という最低限の対策はやっておくべきです。

頭一つ抜けた高得点を目指す必要はありません。それをやるくらいなら他の対策をする方がずっとよいです。
webテスト向けおすすめ対策本
SPIの公式サイトでは「地頭を測れる問題を作成。対策で点数が上がるものではありません。2016年3月に実験を行い、対策本による事前勉強には効果がないことを証明しています」などと書いていますが、私は「どんなテストもテストである限り対策で点数は上がる」と思っています。所詮は数学や国語のテストなのですから資格試験や大学受験のように対策すれば普通に点数は上がります。
web面接が主流になった近年の転職ではSPIにおいても多くがwebテスト形式になりますので、webテスト向けの対策本について紹介します。
これが本当のWebテストだ!(3)
SPI対策については「SPIノートの会」の本一択です。
私は、高専での就活、大学院での就活、企業知財部への転職で3回この本のお世話になりました。
高専の就活で適当に買ったSPI対策本がわかりづらくて勉強しづらかったのですが、この本に乗り換えてからサクサク勉強が進み、本番の再現度も高いので以来SPIを受けるたびに買っています。

本番のSPIの再現度の高さと解説のわかりやすさは他を圧倒しています!
新卒就活向けの本なのですが転職者向けのSPIでもこの本の通りに類題が出題されるので転職でもそのまま使えます。
これが本当の転職者用SPI3だ!
私は転職活動で先ほどのwebテスト向けの本を使いましたが、ペーパーテスト形式やテストセンター形式ならこちらをがおすすめです。私の経験上、webテストが主流になりつつあるので今後出番は減ってくると思います。
史上最強の転職者用SPIよくでる問題集
転職向けのSPIがどのようなものか知りたかったので最初はこの本をざっとやって、その後SPIノートの会の本を買い足しました。
悪い本ではないのですが、これだけでは不安で結局はSPIノートの会の本を買うことになるので、最初からSPIノートの会の本をやった方がよいと思います。
能力検査のおすすめ勉強法
SPI対策に必要な時間
SPI対策としては対策本1冊をわからなかったり時間内に解けない問題がなくなるまでやればOKです。何冊も手を出して対策するのは時間の無駄なのでやめておきましょう。
対策本1冊を仕上げるには、転職活動中のどこかの土日2日間をSPIの勉強に当てれば十分で1日5,6時間やって2日で10~12時間といったところです。
転職活動は人生がかかっているのでこれくらいの勉強はめんどくさがらずにやりましょう。

時間を計りながら本番のつもりで問題を解く
いきなり、時間を計りながら問題を解き進めていきます。
解説はわからない問題や不安な問題だけを読めば十分です。
テキストにはページ毎に目安時間が書かれているのでタイマーを回しながら本番のペースに慣れていきましょう。
解けた問題には印をつけ、2週目以降は解けなかったり不安な問題だけを解く
転職活動は忙しいので時間を無駄にしたくないので、解ける問題をもう一度解くのはできるだけ避けたいです。そのため、下記のように進めるのがおすすめです。
- 時間を計りながら本を1周し、解けた問題には〇、解けなかった問題には×、解けたけど不安な問題には△を書き込む
- 2周目は×と△がついた問題だけを解き、解けたら〇を付け直す
- ×と△がなくなるまで周回する

1周目は少し大変ですが2周目以降は解くべき問題がどんどん減っていくので周回スピードがどんどん上がります。解けない問題がなくなればOKです。
志望度の低い企業から受けて実戦経験を積む
志望度の低い企業からSPIをどんどん受けて実戦経験を重ねるのもおすすめです。やればやるだけ得点が上がります。
性格検査について
性格検査はなにもする必要はないです。正直に答えればそれでよいです。
性格検査の結果に基づいて面接で聞かれることが決まるので、自分の性格や強み・弱みを理解して面接対策をするようにしましょう。
転職におけるSPI対策まとめ
転職においてSPIのスコアの重要性は高くはなく、最低限の勉強をして「悪目立ちしないスコア」を取っておけば十分です。
SPIを極めるより、面接対策や職務経歴書を作り込む方がよっぽど大事だと思います。

転職活動全体については以下の記事にまとめています!
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