転職活動の天王山とも言えるのが面接です。新卒での就職活動で必死に対策して面接を突破したものの年月が経って、しかも転職となるとどのように対策をすればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか?

転職の面接の対策法を教えてください!

面接で聞かれることと回答のポイントを教えます!
この記事では、3回転職して大手メーカーを渡り歩いてきたエンジニアである私の経験に基づいて、20代後半から30代前半の若手エンジニア(特に機電系)を対象とした面接の対策法を解説します。
- 転職活動を始めた若手エンジニア
- 転職活動を始めた機電系エンジニア
面接の概要
職務経歴書や履歴書による書類選考で、経歴的には募集ポジションにマッチしていることが認められたことになります。次に適正検査(SPIなど)を受検させられ、その結果は面接の参考資料として利用されます。面接では、応募書類や適性検査の結果を踏まえ、対話を通じて自社でも活躍してくれそうか、周りと協調して職場に適応できるかといったことを確認されることになります。

多くの企業では面接は一次と二次(最終)の2回である場合が多いです。面接時間は1時間から長くて1時間半ほどとなります。
転職サイト経由で応募した場合、書類選考を通過すると転職サイト担当者経由で面接の日程調整を行います。企業側も就業時間内を希望することが多いので平日の昼間になりますが、半日休暇や在宅勤務の休憩時間を調整するなどして時間を確保しましょう。
私の場合は週2回くらいのペースで面接を入れていました。

自己分析結果と職務経歴書に基づいて面接対策することになります!
一次面接
一次面接では、面接官が受入先部署の管理職(判断者)と人事(司会進行と判断者のサポート)という構成が一般的です。したがって、一次面接では受入先部署の上長となる方が応募者を自部署に受け入れても問題ないか確認する場となります。企業側が一次面接で確認したいことは以下のようなことになりますので、それに対してしっかりと回答していく必要があります。
- 職務経歴上で気になることを深堀りして聞いてみて経験や知識が十分か確認する
- 転職の動機や応募先を選んだ理由を聞いて短期離職のリスクがないか確認する
- 職場に受け入れて問題ない人物か確認する
- SPIの性格検査で得られた特徴が問題ないか確認する
二次面接
二次面接では、面接官として人事や受入先部署のさらに上の立場の人が出てくることが多いです。一次面接の面接官(受入先部署の上長)は人事の専門家ではないですし、受入先部署の判断のみで内定を出すわけにはいかないので、別の視点で会社に入社させても問題ないかを判断する場となります。一次面接で受入先部署としてはOKを出しているので、内々定は近いのですが、人物面で問題がないかしっかりと見られているので決して油断はできません。企業によっては普通に落とすこともあり得るので一次面接と同様にしっかりと対策をして臨みましょう。
面接のマナーと身だしなみ
説明するまでもないかもしれませんが面接のマナーについても解説します。結論から言えば、面接のマナーと身だしなみについては新卒の就活と変わりありません。
いくら職務経歴や前職での実績が立派でも、その驕りが身だしなみや態度に表れると、職場を乱したり一緒に働きたくないという理由で落とされることになります。
これらをしっかりと仕上げて落ちる要素を限りなくゼロに近づけることが大事ですし、万全の体制とすることで精神的にも安定して面接そのものに集中することができます。

服装はスーツ一択!
当たり前ですが、対面、webに関わらず服装はスーツでしっかりネクタイを締めましょう。また、遠方へ出向くことも多いので大荷物になるのは仕方ありませんが。面接室に入るときはフォーマルな手提げかばんのみとしましょう。
髪型、身だしなみに注意
こちらも新卒での就活と同様に清潔感のある髪型と身だしなみとしましょう。もう立派な社会人であるのに髪型まで指図されるは嫌かもしれませんが、特に年功序列のいわゆるJTCである大手メーカーの場合、保守的な考えを持つ方も多いので、見た目で個性を主張するのは避けた方が無難です。
web面接の注意点
コロナショック以降、web面接を取り入れる企業が増えており、実際に私が転職活動をしたときもほとんどの企業の一次面接はweb面接でした。対面ですとマシントラブルの心配は無用ですが、web面接では一度マシントラブルが起こると技術的知識が必要になるので解決が困難というリスクがありますので十分に準備しておきましょう。

パソコンのトラブル、セッティングは確実に
面接直前にトラブルが発生したりセッティングに手間取ると、戦わずして試合終了になりかねません。パソコンやネット環境の確認、web面接に使うソフトの動作確認はとにかく早めに念入りに行っておきましょう。トラブルに備えて予備のパソコンを準備しておくくらいが万全です。
緊急連絡先は手元に用意
パソコンの準備を入念に行っていたとしても不意なトラブルや相手方の環境に伴うトラブルが起こることがあります。そのとき、すばやく相手方と連絡が取れるように面接の案内に記載されている緊急連絡先に素早く繋げられるようにしておきましょう。
背景や照明に気を遣う
背景は部屋の壁紙のみで、生活感のあるものが写り込まないようにしましょう。また、パソコンのカメラを使うと全体的に暗く見えてしまうことがあります。事前にカメラの角度と照明をセッティングして顔と表情が明るく見えるようにしましょう。こんなところで面接官の心象が下がるのはもったいないです。

面接で聞かれること
転職面接は人事(司会役)の進行に沿って以下のような順番で進みます。一次面接と二次面接で聞かれることががらりと変わることはありませんが、二次面接では人物面を確認する傾向が強かったです。
- 自己紹介
- 転職の動機
- 応募先を選んだ理由
- 自己PR
- 面接官からの自由質問
- 逆質問
自己紹介(アイスブレイク)
大抵の場合、緊張を和らげるアイスブレイクも兼ねて面接官、応募者それぞれの自己紹介から面接は始まります。
ここでは職務経歴書で書いた職務要約を自分の言葉で話すことになります。単に「自己紹介をしてください」と言われることが多いのですが「これまでの職務経歴を成果とあわせて簡単に説明してください」のように条件をつけられることもあるので、職務経歴を自分のなかで腹落ちさせておくことが重要です。
転職の動機
この質問を通して企業側は、応募者の転職やキャリアに対する考え方を聞いて、「考え方に一貫性のある人物か?」、「すぐ辞めずに長く働いてくれそうか?」といったことを確認します。
ここでは、以下の2つを説明することになります。これは、別の記事で述べた大学編入や院試の面接とも共通することです。前向きなキャリアアップのための転職であることを印象づけることが重要です。
- 前職やこれまでのキャリアを通して感じていた課題(自身のキャリアや社会に対して実現したいことなど)
- その課題を達成するために転職を選んだ理由(前職の会社に居続けても課題が解決できない理由)
注意事項としては、例え前職の会社やその人間に問題があったとしても、前職の悪口は口が裂けても言ってはいけません(一発アウトの地雷です!)。例えば、以下のように上手に言い換えましょう。
NG例:支配的な上司に駒のように扱われ精神的に限界が来た。
OK例:前職では言われたことを忠実に行うことを強く求められるため、自分の考えや思いを発信することが困難であった。
応募先を選んだ理由
この質問を通して企業側は、「転職の動機」で確認したい事項に加えて、「志望度」や「自社との相性」を確認します。
応募先を選んだ理由について、以下のような理由は、企業側が自身を採用することで得られるメリットを無視して自分のことだけを考えているような印象となり好ましくありません。
- 給料、福利厚生、研修(学ばせていただきたい)など、自分本位なもの
- 単なる企業やその製品のファンといった浅はかなもの
ここでは、「応募先企業の事業内容や業界での立ち位置などを踏まえて、自分のキャリアで得られた経験、知識が応募先企業及び受入部署で活かされることで、自身のキャリアアップにつながると共に応募先企業にとってもメリットがある」ことを伝えます。

自己PR
この質問を通して企業側は、応募者が受入先部署で活躍できるだけの経験と能力があることを確認します。
始めは職務経歴書に書いてある自己PRを自分の言葉で説明すれば十分です(面接官の様子をみてうんざりされるほど長々と説明しないように)。その後の自由質問で面接官が気になる点を深堀りして聞いてくるので、面接官と対話しながら説明できていない部分を補っていきます。
面接官からの自由質問
ここでは、それまでの質問への回答で気になったことを確認すると共に、適性検査の性格検査で現れた特徴に基づく推奨質問が質問されます。
基本的に自分が書類や面接で伝えた中から質問されるので、自己分析で自分のキャリアについてどれほど深く棚卸しできているかが重要となり、事前の準備で勝負が決まります。
また、自分の正確についても客観的に分析して、「長所と短所」、「短所を克服するためにどうしているか」は事前に答えを準備しておくようにしましょう。

逆質問
面接の最後に必ずと言っていいほどの逆質問があります。疑問点があれば当然聞いておくべきなのですが、職場の様子など入社後のイメージを明確化させるような質問が好ましいです。
面接の対策法
これまで、面接で質問されることと、それに対する回答方針を述べてきましたが、面接本番でスムーズに受け答えをして、質問に対して的確に回答するには、訓練が必要です。
私は、新卒就活や転職、大学編入、院試、弁理士口述試験といった様々な面接を突破してきているため、私が面接前に行っていることを紹介します。

想定質問に対する回答の原稿を準備する
原稿を丸暗記してそれをそのまま話すのはNGと言われがちですが、原稿の丸暗記すらできていないのに面接の場で自分の言葉としてすらすらと言えるわけがありません。また、原稿を体に覚えさせておけば、脳のリソースに余裕が生まれ、変化球や想定外の質問に対して、脳のリソースを割くことができます。したがって、この原稿作成は必須です。
全ての想定質問に対してどういった回答をするのかを考えながら、原稿を作り込みます。そして、自分で話すつもりで読んでみて、話しづらい箇所を修正しながら完成度を高めておきます。
原稿を自分の体に覚え込ませる
原稿作成の目的は想定質問に対して何も見ずに自分の口でスラスラと言える状態にするためです。
原稿を印刷した紙を常に持ち歩いて、自分の口で声に出して話ながら、段々と原稿なしで話せるように訓練します。散歩するなど少し体を動かしながら独り言のように話して覚えたり、スキマ時間もその訓練にあてます。
そうすることで、原稿の内容が自分の体に定着して結果的に、自身のキャリアについて深く分析されることとなり、対応力も養われます。
模擬面接までできればベストですが、私の場合はそこまでしなくても面接の場で訓練の成果を遺憾なく発揮することができました。
まとめ
以上、特に技術職向けの転職面接で聞かれることと対策法についてまとめました。最終面接をクリアしたら内々定です。内々定を承諾するか否かの猶予期間は企業から指定されるので、複数内々定を得ている場合、人生を左右する決断を短期間でせねばならず、本当に悩みます。
入社する企業を決めて承諾したらもう後には引けません。現職の退職手続きと入社準備に移りましょう。

退職手続きについても解説しています!





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