船体の製作がひと段落したところで上部構造物の製作に取り掛かります。現用艦の場合、ステルス性を高めるために傾斜した平面で構成されている点が大変なところです。
上部構造物の設計
船体設計では方眼紙を使いましたが、上部構造は傾斜した平面を突き合わせた構成になるので設計が複雑になることからCADで設計することにしました。設計当時は無償2次元CADとして「DraftSight」を使って設計しましたが、現在では「DraftSight」は使えないので、私は無償2次元CADとして「JW-CAD」を使っています。
CADを使いこなすまでに慣れは必要ですが、紙に描くより速く正確に作図できるので設計作業が捗ります。

格納庫ブロックの製作
船体と同様に先ずはベニヤ板のフレームを電動糸鋸で切り出します。

切り出したフレームを組み立てます。

ヒノキ板の外板を貼って船体に搭載します。船体への固定はネオジム磁石でくっつけているだけです。

操舵室ブロックの製作
格納庫ブロックと同様にベニヤ板のフレームにヒノキ板の外板を貼っていきます。

船体に搭載すると護衛艦らしくなってさらに製作モチベーションが上がります。窓の部分はケント紙をデザインナイフで切り出して刷毛塗タイプの瞬間接着剤を塗って補強しています。裏から透明プラ板を貼れば出来上がりです。

レーダーマストの製作
レーダーマストはプラ板で製作します。このように作る部分の繊細さに応じてヒノキ板、プラ板、ケント紙を使い分けます。

レーダーマストを搭載することで護衛艦のシルエットが出来上がりました。
今回はここまでにします。

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