高専や大学工学部を卒業して新卒入社したメーカー働いている方は多いかと思います。
仕事や会社の全体像を理解してある程度仕事を回せるようになった20代後半あたりから、
- 「今の仕事に不満はないけれど新卒入社した会社を定年まで勤めあげるキャリアでよいのか」
- 「勤務地が僻地で刺激がない、貴重な20代をここで終えるのは嫌だ」
- 「配属希望が叶わず、今の仕事を頑張ってみたけれどやっぱり希望の職種に挑戦したい」
と様々な悩みや葛藤を持つ方は多いのではないでしょうか。

今の仕事は嫌ではないけどなんだかモヤモヤしています…。

一度自分の気持ちと向き合いながら広い視野でキャリアについて考えてみましょう。
私も20代で2回転職(途中で大学にも進学しました)、30代で1回転職しました。
そこでの失敗と成功を踏まえて20代・30代の理系エンジニアがキャリアについて考えるためのロードマップを示していきます。
キャリアアップ・キャリアチェンジの方法まとめ
キャリアチェンジと聞くとすぐに転職を連想しがちですが、転職以外にもキャリアチェンジの方法は様々ですし、転職しないほうがよいケースも多くあります。

まずは、それらの方法を知った上でご自身の状況と照らし合わせて最適な方法を選択してみましょう。

人生を決める一大事なので様々な角度から考えてみましょう!
特に高専卒の場合、採用区分やキャリアパスが大学・大学院卒と異なるケースが多く、特殊であるため、高専卒の方のキャリアについては別の記事で詳しくまとめています。
転職によるキャリアアップ・キャリアチェンジ
キャリアについて考えた結果、転職を目指すことを決めた方は、早速、転職サイトに登録して情報収集を開始してみましょう。

転職活動でも情報収集を入念にしつつ短期決戦で戦いましょう!
さらに自身のキャリアを棚卸してみて職務経歴書として言語化してみると何をすべきかがはっきりしてくると思います。


敵を知り己を知ることが転職の成功につながります!
このブログでは、私がメーカーの知財部を目指して転職活動したときに使ってみたおすすめ転職サイトや転職活動全体の流れを記事にまとめています。
ピンポイントなケースですが知財業界や特許事務所への転職については別の記事で詳しくまとめています。
社会人からの学び直し
すぐには転職しないけれどキャリアアップ・キャリアチェンジのために資格取ったり学び直しをしたいという方向けの記事もまとめています。

最近、リスキングが話題になってますね!
理系エンジニア向けの資格
理系エンジニア向けの資格として専門分野や業務毎に様々な資格が存在しますが、今の仕事で特に資格取得が求められているわけではないし、何の資格を取るとよいのかわからない方も多いと思います。

私が最初の資格としておすすめしているのは「技術士第一次試験」です。
技術士は技術者向けの資格の中で最も権威がある資格です。
技術士の場合、一次試験に合格して所定の要件(実務経験年数等)を満たすことで二次試験を受験することができます。
したがって、若いうちに第一次試験に合格して二次試験を目指して実務経験を積んでいくとよいと思います(一次試験は一度合格すれば失効することはありません)。
私は高専時代の成績が中の下と決して地頭がよくはありません。
それでも社会人からの大学編入や弁理士試験合格を通じて、働きながら勉強して試験に合格する方法を確立しましたので、勉強法についても記事にまとめています。
社会人から大学へ進学
社会人から大学等に進学して学び直しをされる方も多く、私も高専卒社会人から大学に進学して大学院修士課程まで修了しました。
時間や費用の面で難易度は高めですが決して不可能なことではないので、社会人から大学に進学するためのノウハウも記事にまとめています。

社会人であることをハンデにせず、逆に活かすことで有利に大学に合格しましょう!

お金がないから無理と初めから決めつけずに冷静にお金について検討してみましょう。
もしもパワハラ・クラッシャー上司に巻き込まれたら
キャリアを潰されるリスクとしてパワハラが挙げられます。
そして、転職や異動でいつ自分がターゲットになってもおかしくはありません。

コンプライアンスが厳しく指摘される令和においてもパワハラは実際に存在し、「いじめられる側にも原因がある」文化が根強い日本においてパワハラを受けた側が逆に退職に追い込まれる話はよく聞きます。
私も実際に特許事務所でパワハラに遭い、戦力外通告を受けて退職しました。
記事では対処法についてできるだけ述べましたが、残念ながらあらゆる手を尽くしても最終的には退職することになるケースが多いと思います(会社や職場環境の改善に期待するよりも離れるのが最善です)。
まとめ
ここまでで20代・30代の理系エンジニアがキャリアについて考えるためのロードマップを示しました。
最近では転職が当たり前になってきているので周りに流されて「自分も転職しないとやばいかも…」と焦るかもしれませんが、以下のことを心の片隅に置いて自分自身と向き合ってみるとよいと思います。
- 転職だけではなく、視野を広げてキャリアについて考えてみる
- キャリアチェンジに伴うリスクをしっかり理解して対策をしておく
コメント