20代・30代からのキャリアチェンジの方法まとめ

就職・転職

新卒で就職した20代・30代の方々の中には、今の仕事にも慣れてきた30歳前後で他の会社や職種を経験したいと考えたり、今の会社で定年まで働き続けることに疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。

会社員
会社員

今の会社しか知らないまま定年まで働くか悩んでいて転職も考えています…。

キャリ造
キャリ造

この記事ではキャリアチェンジに役立つ様々な手段を紹介するので転職以外にも視野を広げてもらえたらと思います!

キャリアチェンジを達成するには、異動、転職、進学、資格といった様々な手段を目的に応じて使い分ける必要があります。

私は、社会人から大学編入したり、弁理士資格を取得するなどしながら3回転職して挫折も経験しましたが会社に左右されず自分の意思でキャリアを切り開いてこれたので、キャリアチェンジの様々な方法を実体験も交えて紹介していきます。

異動によるキャリアチェンジ

異動は最もリスクの低いキャリアチェンジの方法です。

年に数回ある評価面談で異動を希望したり、社内公募に応募するなどして実現することができます。

一方で今の部署で結果を出しながら希望部署の有力者にアピールするなど様々な面で粘り強く活動しなければならず、に仕事ができるだけではなく社内政治力も必要です。

私もメーカー開発部にいた頃、大学との共同研究を行う部署で研究者としてのキャリアを歩みたいと考えていました。

そのため、今の部署でできる大学との共同研究に力をいれて発表も積極的に行いました。私の取り組みはそれなりに評価されたものの。私の研究テーマは会社が力を入れている研究分野から外れていることや共同研究を行う部署は、共同研究先の大学の研究室の卒業生が優先的に配属されることから見通しが立たずに別の道(知財分野)を進むことにしました。

キャリ造
キャリ造

先ずは異動から検討してみるとよいと思います!

異動のメリット
  • 今の会社の人間関係や社内知識がそのまま活用できる。
  • 転職活動や退職といった負担がない。
異動のデメリット
  • 希望通り異動できるかは運によるところが大きい。
  • 同じ社内なので新たな環境や価値観に触れる機会が少ない。

進学によるキャリアチェンジ

研究者として活躍するために修士課程や博士課程に進学したり、大学で新たに経営学を学んだりするために大学などで学位を取得してキャリアアップするという方法もあります。

私の場合は高専卒で大手メーカーに入社して事業所採用という立場でしたが、大学と大学院に進学することで別の大手メーカーに本社採用の総合職として再入社することができ、開発者としてのキャリアも切り開くことができました。

進学によるキャリアチェンジには大きく分けて以下の2通りの方法があります。

  • 会社のサポートを受けずに進学して勉強する。
  • 会社の業務として会社のサポートを受けながら進学して勉強する。

前者の場合、退職して進学するのであれば、当然、再就職するまでの学費と生活費を自分で賄う必要があるのでリスクは高めです。また、仕事をしながら夜や休日に進学するのであれば、自分自身や家庭への負担は大きなものになります。

私の場合、高専卒入社した会社を2年で退職して大学及び大学院に進学したので、2浪相当なのですが普通に新卒就職できました。

それを考えると、自分の意思で進学する場合、20代前半かつ2年程度の遅れの範囲内で進学した方がよいと思います。

この場合、卒業時の年齢の遅れを最小限の遅れに留めることが大事なので石の上にも三年という考えは捨てて早めに行動すべきです。

会社の業務として進学できるのであれば生活や時間の心配は不要なのですが、進学候補に選ばれることは前述の異動と同様にかなり難しいです。

キャリ造
キャリ造

私は進学してキャリアを大きく変えることに成功しました!

進学のメリット
  • 学歴を変えることで求人応募等の選択肢を広げることができる。
  • 大学等での研究や勉強でしか得られない経験や知識を得ることができる。
進学のデメリット
  • 社会人から進学するためのハードルが高い。
  • 会社のサポートを受けない限り経済面や時間面での負担が大きい。

転職によるキャリアチェンジ

自分の目指すキャリアを実現できる企業やポジションを自分で探して応募して選考に合格することでキャリアチェンジする方法です。

異動を目指すよりも自分でコントロールできる要素が大きく実効性が高い方法です。

キャリ造
キャリ造

実務経験を積み重ねるために行動することが大事です!

私の場合は、知財未経験から特許事務所に転職して知財業界でのキャリアのきっかけを作り、企業知財に転職してそのキャリアを安定させることができました。

転職のメリット
  • 自分でコントロールできる要素が多く、選択肢も多い。
  • 環境や人間関係を変えることができ、新しい刺激も多い。
  • 直ぐに実務経験を積むことができ、キャリア形成に有効。
転職のデメリット
  • 未経験からの転職はハードルが高い。
  • 退職や新しい環境に慣れるまでの負担が大きい。

資格によるキャリアチェンジ

仕事に関する資格を取得することで異動や転職のきっかけを掴むというキャリアチェンジの方法です。

私の場合は、技術士第一次試験や弁理士の資格を転職活動で活用しました。

資格を取るだけでは何も起こらないので、転職や異動に向けたアプローチも並行して行っていくとよいと思います。

キャリ造
キャリ造

弁理士資格を取得しただけではあまり意味がありませんでした…。

資格のメリット
  • 転職や異動へのアピールに活用できる。
  • 資格によっては、資格者にしかできない業務を独占できる。
  • 資格勉強を通じてその業務の基礎知識を得ることができる。
資格のデメリット
  • 資格取るだけでは何も起こらないので、資格を活用するアプローチが必要。
  • 資格取得には時間と労力が必要。

キャリアチェンジの方法まとめ

これまでキャリアチェンジの方法の代表的なものを紹介しましたが、これらを検討すると下記のようなことが言えると思います。

やはり、キャリアチェンジしてそれを安定させるためには実務を始めてその経験の積み重ねることが重要だと思います。

  • 転職や異動で実務経験を積み重ね始めることが重要。
  • 実効性の高さという点では転職がおすすめ。
  • 資格や学位は実務を始めるためのきっかけや実務を土台に拍をつけるために活用。

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